ほっこりしないデニムのブランドと着こなし方【人気スタイリスト金子綾さん】

大人世代になると、カジュアルな服を着ると、ほっこり垢抜けない印象になってしまうと悩まれる方が増えてきます。その筆頭がデニム。そこで、デニムをかっこよく着こなし、新刊『a only. 「好き」だけを集めてつくる、私らしいおしゃれ』が大好評のスタイリスト金子綾さんに、デニムの着こなしのコツを教わります。

ほっこり見えないデニムの選び方

デニムは多数愛用していますが、たとえばほっこり見えないデニムの代表はこの2本。

金子綾さん愛用のデニム①
ヤヌークのテーパードデニム

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2年前にはデニム好きが高じてデニム本を出版させていただいたほど、私のスタイリングとデニムの関係はとても密。そんな中、コラボデニムの話をいただき、試作を約1年繰り返し、完成したのがこのデニムです。

こだわったのは、つかず離れずのサイズ感、女っぽくもボーイッシュにも着られるテーパードシルエット。デニムならではの素材感を生かし、縦方向にだけ伸びるストレッチ素材を使用。サックスブルーの延長で着られる浅いブルー、トレンドに左右されないダークブルー、ハードに見えすぎない抜けのいい墨黒の3色です。

金子綾さん愛用のデニム②
アクネストゥディオスのスキニーデニム

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肉感が出るのが嫌だからもう随分長いことはいていなかったストレッチデニム。そのこだわりを覆されたスキニーがこれ。ギュンギュンに細身なのに苦しくなく、肉感は目立たないのにまるでガードル？ってくらい余分な肉をどこかに追いやってくれる不思議なストレッチ生地。はいていると必ず「やせた？」と聞かれる魔法のデニムです。もうストレッチのスキニーパンツはこれだけでいいってくらい愛しています。サイズが豊富な上に、丈にバリエーションがあって小柄な私（158cm）でもお直しせずにはけるのもうれしい。

黒の“SKIN 5”はサイズ27、グレーはもうひとつのライン“ブロコンスト”のものでサイズ25を愛用。黒の方がピタッとフィットします。

ほっこり見えないデニムの着こなし方

上で紹介したデニムや、その他のデニムを活用した、キレのよい金子さん流のデニムの着こなしテクニックを紹介します。

足元をショートブーツにすれば、女っぽさが際立って

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クロップドデニムから出る足首の細い部分を強調してくれるショートブーツと合わせて、デニムを女らしく。ストレッチブーツなら、肌を見せなくても女っぽい雰囲気に仕上がるので重宝しています。デニム／ヤヌーク　コート／ロペマドモワゼル　ニット／ドゥロワー　バッグ／ヴァジック　靴／プラダ　メガネ／モスコット

デニムを厳選することで、カジュアルに仕上げても、ほっこり見えとは無縁に

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スタイリングが締まって、スニーカー合わせでもほっこりしないのが、アクネストゥディオスのスキニーのすごいところ。デニム／アクネストゥディオス　ブルゾン／ロペマドモワゼル　カットソー／ユーズド　バッグ／エルメス　靴／リーボック

カーディガン感覚で、テーラードジャケットをはおって

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カジュアルなTシャツ×デニムに、ジャケットを合わせるのは、デニムを辛口に見せられる王道のテクニック。フラットなのにピンヒールを履いているような気分にさせてくれる、ポインテッドトウのフラットシューズもポイント。デニム／リーバイス　ジャケット／ドゥロワー　カットソー／ユーズド　バッグ／アギュー　靴／ポールアンドリュー

レオパード柄が冬のほっこり見えを一気に払拭

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レオパード柄は、肌の露出が多い夏にはトゥマッチな気がするのですが、冬のほっこりしがちなスタイリングには効果テキメン。いい感じに締めてくれます。レオパード柄を大人が着るなら、ベージュ、ブラウン、グレーなどニュアンスカラーがメインとなった色味、コントラストが強すぎないもの、大きめの柄であるものがおすすめ。デニム／ブラックバイマウジー　コート／ジャーナルスタンダードレサージュ　カットソー／マカフィー　バッグ／ヴィンテージ　靴／マノロブラニク