スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

ミカコ ナカムラの「8年コート」。2015年版、2019年版_img0

きゃああああああ。私、2015年からミモレをやらせて頂いてるんですね。
42歳だった私は46歳になりました。う、嘘でしょう!
前回のコラムにも書きましたが、本当に月日が経つのは早いですね。

ただいま8歳の末っ子マヤ。彼女は私と誕生日が同じ。彼女が私と同じバースデーに生まれた記念に(笑)買ったミカコ ナカムラのコートも、当然8歳になりました。
ほぼセミオーダーの素晴らしい1着。

ミルクティーのような甘くシックな色。
カシミヤの本体にミンクのトリミング。
クラシックでレディなシルエットなのに、フード付きで少しカジュアルな風情が、また今年は本当に気分。
全く古く見えないどころか、私、このコート1回もクリーニングに出していません。
ミンクのトリミングを全部外さなくてはいけないのもあるのですが、
カシミヤやミンクのような獣毛は、基本的に汚れは付きづらく、
しかも自然に落ちやすいのだそう。
着た後は、ブラッシングをし、1日陰干しし、しまっておくように。
8年経っているとは思えないフレッシュさです。

調べてみたら(ミモレ内検索しました(笑))、2015年1月29日に着ていました♡ 1月になると着たくなるのかな(笑)。4年前はボーダーニットとデニムで。わ、若いな。というか、今見ると中途半端。若さと成熟の間をうろうろしている感じです。今ははっきりと婦人になりましたので、また違う気持ちでコーディネートしてみたのが今日。

今年もCMにちょこっと出させて頂いた、高島屋の黒カシミヤニットに
ケートのカーディガン。レザーレギンスと膝が隠れるニーハイブーツ。
髪はタイトにまとめて、トートバッグでカジュアルにはずしました。

同じコートなのに、全く違う印象。
わあ、面白い。
ほかにもたくさん4年以上愛用しているものもあるから、一度「自分的定番NAVERまとめ in mi-mollet」やってみようかな(笑)。

様々な発見があった、1月――2つの着こなしでした。

大草 直子

ミカコ ナカムラの「8年コート」。2015年版、2019年版_img2
これ、四年前の写真(笑)。ミモレから切り出しました。今より、コートがラグジュアリーに見えるのは、着る人がまだ未熟だからかしら(笑)。このときのタニノ クリスチーのブーツは今も大事にはいてます!
ミカコ ナカムラの「8年コート」。2015年版、2019年版_img4
46歳がインナーに合わせたのは黒タートル。はい、一度別れましたが、また仲良くなりました。ウールは無理。少し甘く編んだカシミヤは、「高島屋のカシミヤ」。今セール中なので、ぜひ。柔らかくてチクチクしなくて最高。1週間に3回は着てる(笑)!