「mEeyye(ミーィ)」は私のバイフォーカル(二重焦点)の老眼鏡のブランドです。
バイフォーカルとは遠近両用の レンズですが、私のブランドは実際にはレンズの真ん中より下が、近いものを見るための視力 になっていて、上は通常の視力で見るためになっています。
通常の老眼鏡のレンズは、遠くを見るときには外さなければいけません。
よくお年寄りが鼻にメガネをかけて顔を下向きにして、眼球だけ上を観ているのはそのためです。
私は16歳くらいから近眼になり、近眼用のメガネを掛けなければならなくなったのは大学生の頃です。
しばらくは授業中のみの使用だったのですが、だんだん視力が悪くなってきてからはコンタクトレンズを使うようになりました。
現在の私の近眼用のメガネは、いわゆる牛乳瓶の底です。
近眼の人は老眼の進み方が遅いのが通常ですので、私は50歳くらいから暗いところで近いものが見えにくくなったと思います。
特に、8月の後半から9月にかけて、来年度のビジネスプランを作成するための試算表の細かい数字が見えにくくなってきたときには、「来年は老眼鏡をかけよう」と思うようになりました。
ただ先にも書いたとおり、あのメガネの下から見上げる光景がいかにも老人を象徴するようで、大変な抵抗がありました。なので、数年は老眼鏡なしで過ごしていました。
ただ、レストランでメニューを見るのにもiPhoneのフラッシュライトが絶対に必要になり、もうメニューを持つ手がこれ以上伸びない、そのときが最後でした。
54歳にしてようやく観念し、老眼鏡を作ることに。
そこで、いつも使っているサングラスのフレームを持って 、メガネ屋さんに行きました。
そこで言われたのが「このような大きなフレームでは、老眼鏡は作れない、まして遠近両用ではコンタクトレンズが使えない」。
まして、デザイナーブランドのサングラスのフレーム代にレンズ代を含めると、10万円なんてことにも!
また、よくリゾートなどでとても素敵な女性がメガネの上にサングラスをかけて本を読んでいる光景を見かけますが、これも太陽の下では老眼のレンズの上にサンプロテクトのレンズが別に必要になります。
パリやNY、ロンドン、香港などのおしゃれなお店にさえ、そのようなものはありませんでした。
私が欲しかったのは、デザイナーブランドのようにファッショナブルで、バイフォーカルで、透明なレンズとカラーレンズ、あとは太陽の下でも使える3タイプのレンズがあって、どれも値段が100ドル以下になるもの。
その値段であれば、1つは車の中、1つは家、1つは会社というように置いておけるし、紛失してもショックは少ないはずです。
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