いつも私の身体を気遣ってくれて、お世話になりっぱなしの恩師、植物療法士で、公私ともに仲良くしていただいている、私が卒業した『ルボア フィトテラピースクール』代表の森田敦子さんから、私が体調を崩したと聞き心配して電話をくれた。
いつも、無理しちゃいかんよ、って怒られるのだけど、敦子さんの声は聞いていると、何だかほんわりと癒されていく…
ずっと3日間寝たきりだったせいか、なんだか足が、むずむず、もぞもぞして仕方ないという私に、
「ゆみえちゃん、今何の精油持ってる?」
「大体のものはあると思います。笑」
「ゆずと、サイプレス、あるかな?」
「ユズはここにはないのですが、同じリモネン系のダイダイならあります!サイプレスもあります!あ、ジンジャーもあります!」
「良いね!ダイダイで好いよ、じゃぁそれで合わせて足先をマッサージしてあげるといいよ。無理して脚全体なんてしなくていいから、足先だけでも精油は吸収されてまわっていくから」
「そうですね、やってみます!いつもありがとう」

敦子さんがオススメしてくれた精油は、どんな効能があるかというと、

写真左から、
GINGER(ジンジャー) 加温作用があり風邪やインフルエンザにも役立つ精油。消化を助けてくれたり、関節痛などの痛みの緩和にも
DAIDAI(ダイダイ) 緊張やストレスで強張った心を緩和しリラックスさせる、冷え、むくみ、肌のカサつき、引き締めなど
CYPRES(サイプレス) リンパ、静脈瘤鬱滞除去に、利尿作用もありむくみやセルライトにも良い

加温作用、血管拡張作用で、血流を良くして、鬱滞したリンパを巡らせて、精油の香りでも、ジンジャーの精神疲労回復作用、ダイダイの鎮静させながら元気づけるなど感情のバランスをよくしてくれる作用と、サイプレスは怒りを和らげ、イライラを抑え精神を浄化してくれるので、あらゆる方向性から優しくし癒される、病中、病後に良い組み合わせ。
そして後は、携帯を手放し、植物の恩恵に感謝の念を抱きながら目を閉じてリラックス。

エキナセアに、インナーウォーム、引き続き回復に向かって。ポットのハーブティは免疫力を高めるラズベリーリーフに、しっかりリラックスして休めるように、バレリアンとパッションフラワーをブレンド。

5日目、こんなに休んだのはどれくらいぶりだろう….
何もしない5日間なんて病気でもして強制的にじゃない限りなかなか難しいのが現実だなぁなんて、
自分のことをしっかり把握している、知識だって、ものだって、たくさんあるのに
身体のことなんて毎日考えているし、しっかりケアもしてる、だから私は風邪なんて引かないしと、高をくくっていたけど、こうしてダウンするといろんなことが鮮明に浮き上がる。
加速した時間の中で、どんな毎日を生きているのか、ゆっくりと考えるいい機会だった、またこんなにもすぐ回復できちゃうと調子に乗ってしまいそうで、、、笑

そして、この時期、生姜や葛、はちみつなどはキッチンに常備しておきたいですね。

実は、生姜は、生のものと、熱を加えたもので成分も効能も違ってきたりします。
生の生姜は、殺菌作用の働きのあるジンゲロールを多く含み、“風邪のひき始めの喉の痛みや予防”にもおすすめです。
おろしたて(時間を置くとジンゲロールの成分が空気に触れて減少してしまうため)の生姜に、同じく殺菌効果のある蜂蜜かけていただくものいいですね!
完全に加熱した物や、粉末の生姜には、ジンゲロン、ショウガオールという成分が含まれ、身体を内側から温め、胃腸の働きを助けてくれます。

生姜は身体に良いからと、鍋の美味しいこの季節、私も大好きで大量の生姜をすりおろして生姜鍋〜なんて言って食べたりしてしまいますが、皆さま食べ過ぎには注意です!
生姜の成分は刺激強いのでお腹痛くしたりもしますよ。ほどほどに...ちなみに1日に良いとされる摂取量は10グラム程度です。ほどほどに..,


咳や喉の痛みには、細かくカットした大根を蜂蜜に浸して、大根の成分が蜂蜜に溶け出してサラサラになったらそれを飲むと咳や喉の痛みが軽減されます。
ひどい咳には、昔ながらのおばあちゃんの知恵袋的な民間療法ですが、すり下ろしたレンコンが効くようです!! フィトでインフルエンザの特効薬はエルダーフラワー。

どうぞ、皆さん、風邪に、ウイルスに負けない体づくりを心がけてくださいね!

 
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