余った夕飯のおかずや1枚だけ残っているハムなど和・洋・中、どんなものを入れてもおいしいく作れるクイックパンは、特別な材料を使わないので材料費が安くすむのも大きな魅力です。そこで料理研究家、上田淳子さんの著書『発酵なしでウルトラ簡単 パン、ピザ、中華まん』から、朝食やお弁当にもぴったりな惣菜パンのレシピを紹介します。
材料(直径5cm、高さ3cmのペーパーカップ・6個分)
基本の生地の材料
・薄力粉……150g
・ベーキングパウダー……大さじ1/2
・砂糖……大さじ1
・塩……小さじ1/3
・溶き卵……1/2個分
・牛乳……60ml
・ヨーグルト*……60g
A ハム……1枚
B とんカツ……2切れ、とんカツソース……小さじ1/2
C 鶏から揚げ……1個、マスタード・ケチャップ……各適量
D ポテトサラダ……大さじ2、マヨネーズ……小さじ1弱
E 金時豆の甘煮……10粒、グラニュー糖……小さじ1/2
F 潮吹き昆布または塩昆布の細切り……ひとつまみ、いり白ごま……小さじ1/2
*ヨーグルトはメーカーによって多少かたさが違いますが、プレーンならどれでもOKです。ただしヨーグルトといっしょに乳清(ヨーグルトの水分)をたくさん加えてしまうと、生地が柔らかくなりすぎてしまう恐れがあるので、入れすぎないのがポイントです。
作り方
1.基本の生地を作る。
ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を入れ、スプーンで全体を10回ほど混ぜる。※ベーキングパウダーがまんべんなく混ざるように、しっかり混ぜておくことが大切です。
2. 1に溶き卵、牛乳、ヨーグルトを入れ、粉けがほぼなくなるまでスプーンで混ぜる。
3.オーブンを180度に温めておく。
4.マフィン型に6個のペーパーカップをセットして2を分けて入れる。
※マフィン型がなければペーパーカップだけでもよい。
5.Aのハムは3等分に帯状に切り、くるりと巻いて生地に差し込む。Bのとんカツ、Cの鶏から揚げは少し押し込むようにトッピングする。Dのポテトサラダも中央に押し込むようにしてのせ、マヨネーズをかける。Eの金時豆、Fの昆布はそれぞれトッピングしてからスプーンなどでぐるりと生地を混ぜ、金時豆を混ぜたものの表面にはグラニュー糖を、昆布を混ぜたものにはいり白ごまをふる。
6.5を180度のオーブンで15分ほど焼く。
7.焼き上がったら、とんカツの上にはとんカツソースを、鶏から揚げの上にはマスタードとケチャップをかける。
※保存は冷蔵で約3日。
具材を変えればちょっとおしゃれなおやつにも、おもてなしメニューにもアレンジができますよ!
本書ではパンのほかフライパンで作る「肉まん」や「ピザまん」のレシピも紹介しています。自分好みの味付けでぜひ中華まんも作ってみてください。
『発酵なしでウルトラ簡単 パン、ピザ、中華まん』
著者 上田 淳子 講談社 1100円(税込)
イーストなしで簡単、早い!混ぜてこねるだけの生地でパンもピザも中華まんもあっという間にできちゃう。特別な材料と道具は一切不要。これなら毎日でも作りたくなる、子供が喜ぶおやつの本。
『発酵なしでウルトラ簡単 パン、ピザ、中華まん』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>
構成/生活文化編集チーム
出典元:https://kurashinohon.jp/961.html
・第1回「発酵いらずの簡単手作りパン「バナナブレッド」のレシピ」はこちら>>
・第3回「市販のキャラメルで簡単美味しいスイーツパンレシピ」はこちら>>
上田 淳子(ウエダ ジュンコ)
料理研究家。兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究職員を経て渡欧。スイスではホテルのレストランやベッカライ(パン屋)を始め、フランスの三ツ星レストランやシャルキュトリー(ハム・ソーセージ専門店)などで修業を積み、帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。大学生の双子の男の子の母であり、自らの育児経験と知恵を生かした作りやすい家庭料理のレシピが好評。子どもと家族の”食”に関する活動を行い、『るすめしレシピ』(自由国民社)、『共働きごはん』(主婦の友社)、『冷凍お届けごはん』、『ひとりでできる 子どもキッチン』(ともに講談社)など著書も多数。