J.Loの時代がまたくることを予感させてくれた完璧、かつ迫力あるパフォーマンスでモータウン60周年をお祝い。一緒にコラボをしたモータウン設立メンバーであるスモーキー・ロビンソンや、モータウン所属のNE-YOの存在をかすませてしまうくらいのパフォーマンスを披露。(その演出に、いろいろ賛否あるようですが)個人的には、ベストアクト。再びJ.Loの黄金期がくることを確信しました。極私的MVPをJ.Loに!

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ビヨンセにもよく思っていますが、やっぱりアメリカのショービズを生き抜くには「太腿力」ですよね! 49歳の姐さんが謳って、躍りまくっている勇姿に、ソファで珈琲を飲みながらテレビ観戦しているだけの自分に喝を入れ直したくなりました。写真:AFP/アフロ

同性愛者であることを公表し、アクティビストとしても活動している、ブランディ・カーライル。個人的には、もっと賞を受賞するのではないかと思っていたのですが。凛とした佇まいが本当に恰好よかった。自身もリスペクトしているシェリル・クロウも祝福のツィートをしていました。日本での公演が待ち通しい!

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音楽フェスティバルから統計を出したところ、男性ミュージシャンの数は全体の78%を占め、残りは女性ミュージシャン12%、男女ミックスグループが 10%という結果に。この現状を変えるべく動いたのがブランディ・カーライル。なんとヘッドライナーは女性アーティストだけというフェスを開催!(ヘッドライナーは女性オンリー!新時代の音楽フェスが誕生 〜FRONT LOW より〜)写真:Shutterstock/アフロ

こちらの『ザ・ジョーク』のMVが、今年のグラミーのテーマを象徴していると思います。

今年のコラボの中では、個人的には抜群に素晴らしいと思ったのがセント・ヴィンセント&デュア・リパ。過去にいろいろな女性アーティスト同士のコラボがあったと思うのですが歴代の中でもいちばん好きかも(とりわけ、2人が並んだ時のヴィジュアルの完成度がすさまじかった!)。昨年や一昨年の夏フェスで見た時よりも、風格が数段アップしていた2人を見て、勝手に感慨深くもなってしまいました。新人賞をとったリパは、マイノリティに寄り添ったスピーチも素晴らしかった。

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左がリパ。右がセント・ヴィンセントのアニー。今年はジャネール・モネイやH.E.R.、ブランディなど、ギター女子のパフォーマンスが光った年でもありました。写真:AP/アフロ

銃社会に対するメッセージがこめられた『This is America(これがアメリカだ!)』のMVがかなり話題になったチャイルディッシュ・ガンビーノ(授賞式は欠席)が最優秀楽曲賞を受賞。ラップがこの賞を受賞したのは初めてとのこと。このような楽曲もきちんと評価される土壌があるのは本当にうらやましいかぎり。ちなみにこの曲ビデオの監督、ヒロ・ムライはミュージックビデオ賞を受賞。

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お父様はYMOを見いだしたプロデュサーとしても有名な作曲家の村井邦彦さん。現在、リアーナとチャイルディッシュ出演の映画を製作中との情報も。これまた楽しみ!写真:Jordan Strauss/Invision/AP/アフロ

こちらが受賞作『This is America』。曲の最後は、「どんなに金を稼いでも、この社会では、黒人としかみなされない」と終わります。銃社会のみならず、人種問題も描いていている今作、内容は過激ですが、世界中で4億再生を記録。ぜひご覧ください。