J.Loの時代がまたくることを予感させてくれた完璧、かつ迫力あるパフォーマンスでモータウン60周年をお祝い。一緒にコラボをしたモータウン設立メンバーであるスモーキー・ロビンソンや、モータウン所属のNE-YOの存在をかすませてしまうくらいのパフォーマンスを披露。(その演出に、いろいろ賛否あるようですが)個人的には、ベストアクト。再びJ.Loの黄金期がくることを確信しました。極私的MVPをJ.Loに!
同性愛者であることを公表し、アクティビストとしても活動している、ブランディ・カーライル。個人的には、もっと賞を受賞するのではないかと思っていたのですが。凛とした佇まいが本当に恰好よかった。自身もリスペクトしているシェリル・クロウも祝福のツィートをしていました。日本での公演が待ち通しい!
こちらの『ザ・ジョーク』のMVが、今年のグラミーのテーマを象徴していると思います。
今年のコラボの中では、個人的には抜群に素晴らしいと思ったのがセント・ヴィンセント&デュア・リパ。過去にいろいろな女性アーティスト同士のコラボがあったと思うのですが歴代の中でもいちばん好きかも(とりわけ、2人が並んだ時のヴィジュアルの完成度がすさまじかった!)。昨年や一昨年の夏フェスで見た時よりも、風格が数段アップしていた2人を見て、勝手に感慨深くもなってしまいました。新人賞をとったリパは、マイノリティに寄り添ったスピーチも素晴らしかった。
銃社会に対するメッセージがこめられた『This is America(これがアメリカだ!)』のMVがかなり話題になったチャイルディッシュ・ガンビーノ(授賞式は欠席)が最優秀楽曲賞を受賞。ラップがこの賞を受賞したのは初めてとのこと。このような楽曲もきちんと評価される土壌があるのは本当にうらやましいかぎり。ちなみにこの曲ビデオの監督、ヒロ・ムライはミュージックビデオ賞を受賞。
こちらが受賞作『This is America』。曲の最後は、「どんなに金を稼いでも、この社会では、黒人としかみなされない」と終わります。銃社会のみならず、人種問題も描いていている今作、内容は過激ですが、世界中で4億再生を記録。ぜひご覧ください。
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