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保温性があり、鍋ごとオーブンへ入れられるストウブは、お菓子作りにもってこい。特に、オーブンから出すとすぐにしぼんでしまうスフレなどは、ストウブの保温性のおかげであわてずに食べられます。そこでフードコーディネーター柳瀬久美子さんの著書『ストウブでつくるあったかいお菓子』から、和風にアレンジした「ゆず&抹茶スフレ」の作り方を紹介します。
フーフーしながら食べる「あったかいお菓子」を堪能してください。

ゆず&抹茶スフレ


 材料(14cmのラウンド1台分)

・ゆずジャム……大さじ3
・抹茶……10g
・薄力粉……30g
・きび砂糖(a)……15g
・牛乳……150ml
・卵黄……3個分
・バター(食塩不使用)……15g
・卵白……3個分
・きび砂糖(b)……40g

 下準備 

・鍋の内側にバター(食塩不使用/分量外)を薄く塗り、グラニュー糖(分量外)をまんべんなくふりかけ、余分なグラニュー糖はふり払い、ゆずジャムを入れる。

ストウブで作るアツアツ「ゆず抹茶スフレ」のレシピ_img1

・オーブンは200度に予熱する。

 作り方 

1.ボウルに抹茶、薄力粉、きび砂糖(a)を入れてさっと全体を混ぜ合わせ、分量の牛乳から大さじ1くらいを加えて泡だて器で混ぜ合わせる。卵黄を加えて混ぜ、こし器でボウルにこす。

2.片手鍋に残りの牛乳を入れて火にかけ、沸騰直前まで温める。少量を1のボウルに加え、手早く全体を混ぜ、鍋に戻して混ぜ合わせる。

3.鍋を中火にかけて絶えず泡立て器(またはゴムべら)で混ぜながら、鍋中のクリームが煮立ってぷくぷくと泡が立ち、全体にとろみがついてクリーム状になるまで火を入れる。

4.3を火からおろしてバターを加え、予熱で溶かし混ぜる。大きめのボウルに移し、冷めないようにボウルの上にふきんをふんわりとかぶせる。

5.別のボウルに卵白ときび砂糖(b)を入れ、ハンドミキサーで角が立って少しおじぎをするくらいのメレンゲにする。

6.4にメレンゲの1/3量を加え、泡立て器でざっくりと混ぜ合わせる。8割方混ざったら、残りのメレンゲを2回に分けて加え、同様にして混ぜる。

7.生地のムラを取るようにゴムべらでしっかり混ぜ、準備した鍋に流し入れる。パレットナイフで生地をすり切り、鍋の縁の汚れを指できれいに拭き取る。
メレンゲの泡のことはあまり気にせず、全体のキメを整えるようにしっかり混ぜ合わせる。でき上がった生地はふんわりではなく、とろとろっと流れ落ちる感じ。

8.200度のオーブンで5分、180度に下げて25~28分焼く。

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ストウブの鍋は保温性が高く、生地が沈むのに多少時間がかかるため、焦らずに食べられます。


柳瀬 久美子(ヤナセ クミコ)
フードコーディネイター。1963年、東京都生まれ。高校生のときに菓子店でアルバイトをしたのがきっかけでお菓子の世界へ。卒業後、都内洋菓子店やレストランで6年間働いたのち渡仏。4年間の在仏中にエコール・リッツ・エスコフィエ・ディプロマを取得し、フランス人家庭でフランス家庭菓子や料理を覚える。帰国後1994年に独立し、広告、雑誌、企業メニューの開発など、多方面で開発する一方、自宅でお菓子教室を主宰。著書に『ストウブで冷たいお菓子』(講談社)など多数。

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『ストウブでつくるあったかいお菓子』

著者  柳瀬 久美子 講談社 1400円(税別)

料理好きに人気のストウブの鍋。ストウブといえば、蒸す・煮る・炒める、保温性に優れている! ガス・オーブン・IHすべてに対応可能といいことずくめ。そんなストウブをお菓子作りに使わない手はない!
じっくり煮込んで素材の良さを引き出すコンポートやコンフィチュール。煮込んだリンゴにパイ生地をのせてオーブンで焼いたアップルパイ、レモンのはちみつ漬けにマシュマロをのせて焼いたレモンマシュマロパイなど簡単でおいしいものを紹介します。保温性が高いので、スフレのふんわり感が続くのもうれしい!

『ストウブでつくるあったかいお菓子』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

写真/青砥茂樹(講談社)
構成/生活文化編集チーム

 

出典元:https://kurashinohon.jp/948.html

・第2回「おもてなしに!ストウブで簡単・半熟とろとろデザート」は3月3日公開予定です。
・第3回「【イースト不要】簡単ブレッドはヨーグルトがコツ」は3月5日公開予定です。