先週の日曜日、朝9時にパリを車で出発して、1週間後の土曜日朝11時に帰ってきました。

まずはパリからドイツのハンブルグまで、たった1回の休憩で7時間半のドライブ。走行距離は896km。

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フランス、ベルギー、そしてオランダに入ったところ

この日はパーク ハイアット ハンブルグに1泊。

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ホテルの建物

ハンブルグは80年代の後半に数回、ジル・サンダーのオフィスに仕事で訪れたことがあるのみ。
長いドライブで夫のジャンはちょっとお疲れの様子なので、夕食はホテルのハイアットクラブで軽くワインと前菜ですませることに。

朝は7時に起床。昨日動かなかった分、1時間ほどジムで走り15分ほどストレッチをして、お腹が空いたあとは朝食に。
パーク ハイアットの朝食ブッフェはどこの国でも美味しい。私のホテルブレックファーストのお気に入りは、スクランブルエッグにマッシュルームとソーセージの組み合わせ。とくにベイクドビーンズには目がないのです 。絶対家では食べないメニュー。

朝10時にホテルを出発してキールまで1時間半のドライブ、そこでオスロまでのフェリーに乗ります。

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フェリーのチェックイン
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車で中に入ります

 

カラーラインというフェリー内で1泊して、翌日朝10時にオスロに到着する予定。このフェリーはこの2都市を毎日往復している、ノルウェーの人にはお馴染みの船。
もちろんヨーロッパに車で移動するために乗船するのはもちろん、オスロっ子はこの船で往復して2泊、飲み騒ぐというのが恒例のショートホリディなのだそうだ。
月曜日のせいなのか、車で乗船する人はわずか。ゲートでパスポートを渡して簡単にチケットをもらい、車を船に入れたら船室に。
11階までが客室で、私たちのスイートルームは11階に。部屋にはリビングコーナーとベッドがあり、バスルームも普通のホテルの大きさ。インテリアの趣味は別として、1泊するのには十分なスペース。

お腹が空いていたので、デッキにあるハンバーガーショップでチーズバーガーとビールでランチ。この日は2月とは思えない暖かさ。太陽の光を浴びる機会の少ないノルウェーの人がみんなデッキで日光浴している中、フェリーはゆっくりと進んでいく。
対岸の景色を見ながらランチをすませたあとは、部屋に戻って窓際にクッションを積んで、お昼寝。
大きな窓から見えるのは波と海鳥。海鳥がものすごい勢いで水の上を走っていく。
漁船の周りにもたくさんの海鳥。

夕食の時間になり、さてどこで食事をするのが一番いいかということになり、船の中を探索。
トップのデッキの窓辺の席は、前からの予約で満席。別にお腹も空いていないし、この船での食事にも期待はしていないので、まずはバーでマティーニを飲むことに。
バーカウンターに座ると、何かもっとフレッシュなカクテルが飲みたくなり、バーテンダーに「甘くないフレッシュなオススメのカクテルは?」と尋ねると、「任せて」と言われ、それではサプライズで、ということに。Kyotoという名前のカクテルは、私のリクエストの“甘くない”というのはノルウェー人とはかなり認識が違うと分かった、甘味の強いカクテルでした。

夕食はそのバーの横にあった寿司バーでカリフォルニア巻きをいただく。これが期待していなかったのに、結構美味しくてびっくり。
ノルウェーの学校は今週、冬のスポーツホリディーのようで、周りはピエロにフェイス・ペインティングを塗ってもらい喜んでいる子供達が大騒ぎ。
それを横目で見ながら、早々に部屋に帰って寝ることに。
でもまだ8時、寝るには早すぎるのでトップデッキのライブラリーという場所で、別に飲みたくもない赤ワインをもう一杯。ちょうど今夜はスーパームーン、満月に照らされた海はとても静か。

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スーパームーン。デンマークの橋の下をフェリーが通る。
 
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