ニューヨーク、ミラノ、ロンドン、パリ……来秋冬のコレクション・サーキットも大詰め! コレクション写真を眺めるのが昔から好きだったのですが(スーパーモデルブームの洗礼を受けておる世代ですので笑)、今ではライブ配信をされるメゾンがほとんど。タイムラグなく、無料でトップメゾンが発表する最新コレクションを見られる時代がくるなんて……感慨深いです。

さて、唐突ですが、私のベスト・コレクションを発表します!

ジル・サンダーです!!!
  
今ならHPでランウェイの動画が見られます。疲れていた音楽もクールでした♪

【2019-20年秋冬コレクション】超私的ナンバーワンはジル・サンダー!_img0
このルックがとにかくズキュンと私のハートを射抜いてくれました。素材の特性を存分に生かしたシルエット。重厚なおももちのテキスタイルのスリットからのぞく肌の見え方とロングブーツとのバランス。そして、ウェット仕上げのショートボブとクリーンなメイク。ため息が出るくらい……好き(同じようなシルエットでブラック ver.もあったのですが、そちらもちろん♡)。ブレイクの予感がプンプン漂ったバッグのラインアップにも注目ですよ。そういえば、伊勢丹新宿店にて国内唯一の常設のバッグ売り場をオープンしたもようです。写真:IMAXtree/アフロ


今シーズンは見渡して見ると、実際に街を歩けそうなウェアラブルなルックが多かったように思うのですが、とりわけジル・サンダーの提案は、すべて「着てみたい!」と思わせてくれるものでした(あ、もちろん、おいそれと買える値段ではないのですけれど笑)。
 

【2019-20年秋冬コレクション】超私的ナンバーワンはジル・サンダー!_img1
2017年にクリエイティブ・ディレクターに就任したメイヤー夫妻。ナイス・カップル!写真:IMAXtree/アフロ

クリエイティブ・ディレクターを務めるメイヤー夫妻、夫のルークさんはシュプリーム、妻ルーシーさんはディオールやヴィトンでデザイナーとしてのキャリアを積まれてきたとのこと。「だから、ラグジュアリーとストリートのハイブリッドな落としどころがお上手なんだわ〜」と大納得。就任以来注目はしていたのですが、今回、発表された最新コレクションでは、「きたー!」と興奮してしまいました(何回も言いますけれど、買えるわけではないんですよ苦笑)。

ちなみに、今回のコレクションの着想源は60年代のベトナム・サイゴン(現ホーチミン)だったもよう。

  • 【2019-20年秋冬コレクション】超私的ナンバーワンはジル・サンダー!_img2 ワントーンコーデをするなら、こんなバランスがいいわ〜。写真:IMAXtree/アフロ
  • 【2019-20年秋冬コレクション】超私的ナンバーワンはジル・サンダー!_img3 このようなエスニックなエッセンスの取り入れ方もツボです写真:IMAXtree/アフロ 。
  • 【2019-20年秋冬コレクション】超私的ナンバーワンはジル・サンダー!_img4 実はロングジレが苦手なのですが、これは積極的に着てみたい!写真:IMAXtree/アフロ

シャツスタイルも大好きすぎる!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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行正さんが、自分の家に飾りたいと思うような自分にとって心地良い絵を選ぶコツは、「まず美術館やギャラリーなどでたくさん作品に触れることだ」と書かれていましたが、ファッションもそれとほぼ同じようなことが言えるような気がしています。

日常で自分が着るためのリアルクローズだけでなく、ぜひトップメゾンの最新モードを眺める眼福体験を。なんてたって、今の時代、オンライン上で無料で見られてしまうのですから(もちろんウィンドウショッピングもいいですね)! 圧倒的な量のデザインに触れることで、「はっ」と気づくことがあったり、普段の装いのアイディアにきっと出会えるかと思います。


<以下はおまけ>
春夏のキャンペーンヴィジュアルは、巨匠・マリオ・ソレンティが撮影した日本(鳥取や島根)が舞台。私たちには当たり前のような光景を、「こんなふうに切り取るのか!」とウットリと眺めております。HPにて春夏キャンペーン、そしてそのドキュメント動画も是非ご覧いただきたいです!

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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今日のお品書き
タイトルを見たとき、「え、加谷さん、どんぶり勘定でいいんですか?」と、どんぶり勘定人間の私は嬉しくなってしまいました(笑)。単なる「お金」の話ではなく、「仕事」を上手にやりこなすためにも、ぜひ、「どんぶり勘定のススメ」をご一読くださいませ。