スタイルがある人は、必ずといっていいほどデニムを愛し、自分らしく着こなす術を知っています。

この連載では、自分のスタイルを確立している方々の、デニムとファッション、ライフスタイルの関係を紐解いていきます。初回に登場するのは、ミモレでの連載も大人気のスタイリスト風間ゆみえさんです。

リーバイス®︎のプレミアムラインで、最上級の素材と技術で作られるコレクション「リーバイス®︎ メイド&クラフテッド®︎」を着て頂き、ゆみえさんと“デニムとファッション”について考えていきます。

風間ゆみえ:1971年生まれ。スタイリスト。多くの女性ファッション誌で活躍し、近年はブランドディレクション、バイイング、商品プロデュースなど、その活動の幅を多方面に広げている。著書に『LIKE A PRETTY WOMAN』、『Lady in Red』など。身長は157.5㎝。
私にとってデニムは“バロメーター”
デニムは少しの体型の変化でもシルエットに大きく影響します。どんなシルエットのデニムでもヒップのラインが崩れると途端に似合わなくなります。それにいち早く気づくのが夫。「ゆみえちゃん、最近ちょっと」と言われちゃう(笑)。デニムを、服を、キレイに着たいから、月に1回の整体などメンテナンスは欠かせません。

そして、デニムはスタイリング力のバロメーターでもあるような気がします。「デニムは万能で合わせやすい」というイメージを持たれる方もいますが、私にとっては決してデニムはそんな存在ではありません。

デニムは、たとえ同じデニムであっても、それを着る人や、何を合わせるかによっていろいろな表情へと変化します。着ている人の“個”が際立つアイテムなのです。だからこそ「デニムを操る」のは楽しいんです。

風間ゆみえ


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まさに私のためのデニム、そう思わせてくれた
「リーバイス®︎701」

 

ポケットではなく、ポケットの中、デニム本体にステッチを施し、経年変化で陰影が現れてくる隠れアーキュエットステッチはリーバイス®︎ メイド&クラフテッド®︎だけの仕様。ジーンズ(サイズ24)¥18000、シャツ(メンズS)¥16000/リーバイ・ストラウス ジャパン

リーバイス®︎が世界で初めて女性のためのジーンズとして作ったのが「701」。マリリン・モンローがこよなく愛用していたことでも知られ、女性らしいシルエットが生きるハイウエストのストレートデニム。今シーズン、メイド&クラフテッド®︎コレクションから初めて登場する「701」は素材にこだわり、デニム生地は世界に誇る日本のデニムメーカー「KAIHARA」を採用しています。

その「色の美しさ」を際立たせるデニム×デニムのスタイリングを、ゆみえさんが提案してくれました。「同じデニム素材のアイテムやネイビー&ブルー系のトップスを合わせると、はいているデニムの色が逆に際立ってくるんです。単に着こなしをカジュアルダウンさせたいから、デニムをはくのではなく、デニムの青をほかの青と繊細に重ねて、グラデーションを楽しみたい」とスタイリングの理由を教えてくれました。

YUMIE'S コメント

私自身、デニムが似合う体型ではないなと思っています。肉感的で上半身やヒップにボリュームがあって。よく言えば"マリリンモンロー"体型(笑)。そんな私のためのようなデニムだなと感じたのが「701」。ハイウエストで、メリハリのある女性らしい体型に似合うデザインです。加えて、メイド&クラフテッド®︎の「701」は最上級のファブリックを使い、ストレッチも効いているので、本当にはき心地が素晴らしい。そのストレッチ性はデニムのままヨガができてしまうんじゃないかと思うくらい(笑)。そして普段なら絶対に高いヒールがないとデニムをはかない私ですが、ぺたんこ(というか素足)ではいてもこの通り、本当にすらりと見せてくれます。


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「好きに理由はない」ずっとはき続けたい
「リーバイス®︎501®︎

 
 

今シーズンの新色、裾のカットオフがポイントの、メイド&クラフテッド®︎の「501®︎」。トップスに合わせたのはパイナップルのカットワークがチャーミングなボレロ。ジーンズ(サイズ24)¥16000、トップス¥16000/リーバイ・ストラウス ジャパン

ふたつめにゆみえさんがピックアップしたのが「501®︎」。世界初のジーンズとして誕生したストレートデニムの「501®︎」は時代とともに進化を続け、今の時代に合わせたシルエットが人気を博しています。メイド&クラフテッド®︎ではプレミアムデニム生地を使った、様々なデザインの501®︎が登場しています。

ブランドでデニムを選ぶことはないというゆみえさんにとっても「リーバイス®︎501®︎」は特別な存在なんだそう。「このブランドだから、とデニムを選ぶことはしません。そのときのムードや自分のおしゃれのスタイルに合わせて。それなのに、「リーバイス®︎501®︎」は折に触れ、手にしてきたデニムです。正直なところ、「501®︎」だからと意識してはいていたわけではありません。それなのに。なぜ、私は「501®︎」をはき続けているのか。考えてみたけれど、理由はわかりません。好きという感情に理由はいらないとしか言いようがないんです(笑)」

YUMIE'S コメント

「リーバイス®︎501®︎」は、本当だったら私のような体型には難しいシルエット。きっと、肉感的じゃないすらっとした体型の方が似合うんだろうなと思っていました。にも関わらず、メイド&クラフテッド®︎の「501®︎」は、目が細かくなめらかなファブリックやこの季節の私の気分に合った色に助けられ、とてもしっくりと着ることができました。実は当日撮影で一緒だったかずちゃん(メイクアップアーティスト早坂香須子さん)も同じデニムをはいていたんですが、まったく体型が違う彼女も本当に似合っていて。とても懐の深いデニムだなと実感しました。


次回は年齢を重ねて変化してきた風間さんのデニムコーディネートについて詳しく教えていただきます。お楽しみに。

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お問い合わせ先/リーバイ・ストラウス ジャパン
tel. 0120-099-501

撮影/磯貝ソフィー
スタイリング・出演/風間ゆみえ
メイク/早坂香須子
構成/幸山梨奈、川良咲子(編集部)