スタイルがある人は、必ずといっていいほどデニムを愛し、自分らしく着こなす術を知っています。
この連載では、自分のスタイルを確立している方々の、デニムとファッション、ライフスタイルの関係を紐解いていきます。今回登場するのは、私服スナップが大人気だったモデルの高山都さん。
リーバイス®︎のプレミアムラインで、最上級の素材と技術で作られるコレクション「リーバイス®︎ メイド&クラフテッド®︎」を着て頂き、高山さんと“デニムとファッション”について考えていきます。
大切にしているのは服を自分に引き寄せた着こなし
以前、ミモレに出たときに大草直子さんに『「服を自分に引き寄せる」のが本当に上手ですよね』と言っていただいたことがあって。158㎝でそれほど背も高くないし、体型にもコンプレックスがあるので、どうやったらきれいに着こなせるかな? 自分らしくなるかな? ということはいつも考えていたんです。それを「服を自分に引き寄せる」と表現されて、とても腑に落ちました。
服に自分を合わせようとしても無理なものは無理(笑)。それよりも自分に合うサイズやシルエット、合う着こなし方をみつけるほうが服も私も幸せになれるはず。中でもデニムは、シルエット、サイズ、カラーと細やかにバリエーションがあり、自分に引き寄せた着こなしがしやすいアイテムです。たとえば、あえてサイズを上げてゆるっと着ることもできるし、フルレングスにもくるぶし丈にもクロップド丈にも調整できる。そして合わせるアイテム次第で表情を変えてくれるし、はき続けていくうちに自分の体にもよりなじんでいきます。
ひと口にデニムと言ってしまうにはもったいないくらいに、デニムは着る人に寄り添い、“その人だけの個性のある一本”になってくれる服なのです。
高山都
Denim01
Tシャツとスニーカーでシンプルに。
それでも漂う“女性らしさ”が魅力の「701」
ハイウエストで女性らしいシルエットが際立つストレートデニム「701」は、リーバイス®︎が世界で初めて女性のためのジーンズとして作ったもの。メイド&クラフテッド®︎コレクションの「701」は、素材にこだわり、日本の最上級デニム生地を使っています。 ジーンズ(サイズ24)¥18000、 Tシャツ(XS)¥6000/リーバイ・ストラウス ジャパン その他/高山さん私物
「ゆとりのあるシルエットのボーイフレンドデニムに、脚長効果があって女っぽさを足してくれるパンプスを合わせるのがデニムの定番スタイル」だったという高山さん。今回「701」に出会ったことで、その定番が大きく変わりそうだといいます。というのも、「701」をはいたらヒールなしでも、驚くほど脚長でスタイル良く見えたから。「体のラインがわかるストレートデニムは絶対に自分に似合わないと思い込んでいました。年齢を重ね、自分に似合うもの似合わないものが分かってきていたからこそ、逆におしゃれの幅を狭めていたのかも、と反省。『701』をはいて、まだまだ私のおしゃれの可能性は無限なんだと勇気づけられました」と話してくれました。
また「『701』を手に取ったとき、手触りはいわゆる一般的なデニムとそれほど変わらないと思ったんですが、はいてみたら、びっくりするほど肌触りが滑らかで柔らかくて。わりとフィットするサイズを選んだんですが、ずっとはいていてもまったくストレスを感じません」とはき心地の素晴らしさも教えてくれました。
Denim02
ワンピースを重ねて「501®︎」は
あえてちらりと見せるだけ。
大人の余裕を感じさせるスタイルに
ジーンズの上に着たのはイタリア製リネンを使い、胸元や袖にタッセルモチーフをあしらった軽やかなワンピース。絶妙なスリットの入り方は、ジーンズがキレイに見えることを計算してデザインされたメイド&クラフテッド®コレクションらしいこだわり。 ジーンズ(サイズ26)¥18000、 ワンピース(XS)¥28000/リーバイ・ストラウス ジャパン
高山さんが次に手にしたのは「501®」。細身のシルエットにダメージ加工をプラスしたメイド&クラフテッド®︎コレクションならではの1本です。「『501®』というとメンズの正統派ストレートデニムというイメージでしたが、メイド&クラフテッド®︎コレクションにはさまざまにデザインされた『501®』があることに驚きました。フリンジヘムやダメージ加工のものがあったり、その自由な発想がとても素敵ですよね」と高山さんもとても共感している様子。デザイン性がありながらも最上級のファブリックを使っているのではき心地は優しく、『501®』のアイコンともいえるボタンフライやアーキュエットステッチなどのディテールは生かす、その進化と伝統のバランスも見事なコレクションなんです。
MIYAKO'S コメント
今っぽいロングワンピースと合わせて、あえてデニムはスリットからちらりと見せるだけに留めたコーディネートです。ロングワンピースで隠れているとはいえ、深いスリットからときどき見えるからこそ、その淡い色やダメージ加工がより印象的に映ります。リネンのナチュラルな白と淡いブルーのコンビネーションも爽やかでこれからの季節にぴったり。脚やヒップのラインが気になる、という方にもおすすめの着こなしです。
高山都さんのデニムスタイルはいかがでしたか? 次回はデニムから少し遠ざかっていた方にもおすすめのアイテムと着こなしを提案していただきます。お楽しみに。
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お問い合わせ先/リーバイ・ストラウス ジャパン
tel. 0120-099-501
スタイリング・モデル/高山都
ヘア&メイク/渡嘉敷愛子
構成/幸山梨奈
MIYAKO'S コメント
すらりとしていて美しい、映画のヒロインがしていそうなTシャツにジーンズ、スニーカーという究極にシンプルなスタイルに挑戦しました。ずっと憧れてはいたけれど、私にはできないと思っていたから、このスタイリングができて本当にうれしい! これも「701」という強い味方を得たからできたこと。女性らしいシルエットを作ってくれるジーンズだから、Tシャツとスニーカーを合わせてもメンズライクになりすぎず、大人っぽく着こなせます。