スタイルがある人は、必ずといっていいほどデニムを愛し、自分らしく着こなす術を知っています。

この連載では、自分のスタイルを確立している方々の、デニムとファッション、ライフスタイルの関係を紐解いていきます。前回に続き登場するのは、私服スナップが大人気だったモデルの高山都さん。

リーバイス®︎のプレミアムラインで、最上級の素材と技術で作られるコレクション「リーバイス®︎ メイド&クラフテッド®︎」を着て頂き、高山さんと“デニムとファッション”について考えていきます。

高山都 モデル、女優、ラジオパーソナリティーなど幅広く活躍。趣味は料理とマラソン。著書に『高山都の美 食 姿「したたかに」「自分らしく」過ごすコツ』『高山都の美 食 姿2「日々コツコツ」続いてます。』。ミモレでの私服5日間コーディネートも大反響を呼び、そのファッションにさらに注目が集まっている。身長158㎝。

もう一度デニムを。“再会”にふさわしいアイテムとは? 

年齢を重ね、体型にも変化が現れ、ジーンズから少し離れている、という話をたまに耳にします。ちょっとした体型の変化で、今まで似合っていたはずなのに何か違う、そう感じたことは私自身もある経験。私の場合、似合わないと感じたら、諦めるのではなく、そのジーンズはちょっとお休みして、別のシルエットや色のものをはくことにしています。大人のカジュアルにジーンズはなくてはならない存在だから、いくつかバリエーションを持っていると、変化があっても慌てずにすむんです。

もしくは、ジーンズではなくデニム素材の他のアイテムから再びデニムを始めるのもいいかもしれません。たとえばトラッカージャケット。今年はオーバーサイズのゆったりとしたデザインがトレンドです。スカートやワンピースと合わせて、デニムだけが持つ特別なカジュアルな感覚を取り戻してみるのはどうでしょう? 脚のラインが気にならない、少しきれいめなワイドシルエットのパンツも、久しぶりのデニムカジュアルにはちょうどいいかもしれません。ジーンズではなくても、デニムという素材をどこかに取り入れるだけで、大人のカジュアルはとてもスムーズにきまります。

高山都


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脚のラインが気にならない
きれいめワイドパンツ

 

 
 

タック入りでワイドシルエットのハイウエストパンツ。薄手で柔らかなノンストレッチデニムはメイド&クラフテッド®︎だからこそのプレミアムな素材。袖にバラの刺繍とカットワークが施されたブラウスはイタリア製の上質なファブリックを使用。ハイウエストワイドパンツ(S)¥19000、ブラウス(XS)¥30000/リーバイ・ストラウス ジャパン その他/高山さん私物

少し離れていたデニムを再び始めるなら、フェミニンな雰囲気もあり、脚長効果も期待できるハイウエストのワイドパンツがおすすめ。共布のベルト付きなので、トップスをINしてきゅっとベルトを締めれば、メリハリのあるシルエットでスタイルアップも実現します。「シンプルにTシャツやニットを合わせても素敵ですが、今回は袖の刺繍がチャーミングなブラウスに。白と淡いブルーの組み合わせとても爽やかです。その印象を崩さないように小物も黒ではなく、明るいブラウンにしました」とコーディネートのポイント教えてくれました。

MIYAKO'S コメント

ハイウエストで、さらに共布のベルトがついたワイドパンツは脚長効果が抜群! ワイドなシルエットなので、気になるヒップや太もものライン隠してくれるのもいいですよね。柔らかな素材なので、広がりすぎず落ち感があるので、変にボリュームが出ないところもお気に入りです。マキシ丈スカート感覚ではけるので、フェミニンな装いが多い方にもおすすめ。私は、高めの8㎝ヒールと合わせることを想定して、丈はかなり長めにしています。


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カジュアルダウンに使える

上質な大人のトラッカージャケット
 

 
 

ヴィンテージのリーバイス®トラッカーにインスピレーションを得たジャケットはメンズライン。オーバーサイズが逆に女性らしさを際立たせます。トラッカージャケット(S)¥25000/リーバイ・ストラウス ジャパン その他/高山さん私物 

春から秋にかけて大活躍するトラッカージャケット。一枚持っていて、絶対に損のないアイテムです。今回高山さんが選んだのは、オーバーサイズの淡いブルーのジャケット。「素材が上質なので、品があって大人にも着やすい一着」というのが選んだ理由。また、オーバーサイズのジャケットは「衿を抜いて肩を落とすと、こなれた雰囲気になります」と着方のポイントも教えてくれました。

MIYAKO'S コメント

オーバーサイズでボリュームがあるのですが、バランスがとりやすいジャケット。袖をきゅっと押し上げたときの立体感のあるシルエットも絶妙です。今回合わせた黒のワンピースは一枚で着るとわりとドレッシーなんですが、トラッカーを羽織るだけで、カジュアルダウンしてデイリーでも着られます。小花柄のワンピース、きれい色のスカートなど、フェミニンなアイテムを大人のカジュアルに昇華したいときにぜひ!

高山さんのデニムスタイルはいかがでしたか? 次回からはミモレでの連載も人気で、1年のうち300日はデニムをはいているというスタイリスト斉藤くみさんが登場します。お楽しみに!

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お問い合わせ先/リーバイ・ストラウス ジャパン
tel. 0120-099-501

撮影/須藤敬一
スタイリング・出演/高山都
メイク/渡嘉敷愛子
構成/幸山梨奈