スタイルがある人は、必ずといっていいほどデニムを愛し、自分らしく着こなす術を知っています。
この連載では、自分のスタイルを確立している方々の、デニムとファッション、ライフスタイルの関係を紐解いていきます。前回に続き、ミモレでの連載も大人気のスタイリスト風間ゆみえさんが登場です。
リーバイス®︎のプレミアムラインで、最上級の素材と技術で作られるコレクション「リーバイス®︎ メイド&クラフテッド®︎」を着て頂き、ゆみえさんと“デニムとファッション”について考えていきます。
長くファッションの仕事に携わってきましたが、その間に、私のデニムスタイルも変化してきました。20代はデザインシャツやベストを合わせてボーイッシュに。デニム本来のワークアイテムという色が強く出てきた着こなしだったように思います。そして30代はグラマラスなトップスを合わせて。フリルや柄物、少しオーバーな華やかさが好きだったんです。そんなときにデニムの力を借りると、ちょうどよくカジュアルダウンしてくれる。ある意味、デニムは引き立て役でした。そして今。デニムそのものの“色”が際立つコーディネートにとても心が惹かれます。前回もお話したような、同じ青を重ねる着こなし。ひと口にデニムといっても色は千差万別。また、同じ1本のデニムでも経年変化で色は変わっていくもの。その色を楽しむ着こなしがとてもしっくりきます。そして最後にもうひとつ。年を重ねて、変化したこと。それはハイウエストのデニムが落ち着くようになったことです(笑)。
風間ゆみえ
Denim03
デニムミニスカートはボリュームのあるトップスで
メリハリのあるシルエットに
ティアード状にデニムが縫い付けられたスカート。二重になっていますが、生地が柔らかく薄手なので、重く感じることも硬さを感じることもなく、はき心地も抜群。合わせたスウェットも、柔らかくしなやか。たっぷりとしたフェミニンな袖が印象的で、デニムはもちろん、白コットンやフラワープリントのスカートなど、様々なにコーディネートが楽しめる一着です。デニムスカート(サイズ25)¥20000、スウェット(サイズS)¥15000/リーバイ・ストラウス ジャパン
スカート丈が長いものが多い中、新鮮なミニスカート。細いリボン状のデニムを何重にも縫い付けた、リーバイス®︎ メイド&クラフテッド®︎らしい、アレンジが効いた一枚です。このスカートは、今シーズンのコレクションテーマである“メキシコ”の砂漠の鳥・パパゲーナをイメージしたもの。さらりと揺れるフリンジは鳥の軽やかな羽のようですよね。
Denim04
リラクシーなカラーデニム「バレル」は
カラーONカラーで
クロップド丈のリラクシーなジーンズ「バレル」。今シーズンは革紐のベルト付きのカラーデニムが登場。一度ブリーチして色を抜いたデニムをピンクに染めているので、発色が美しい。経年変化による色の変化も楽しめる。ジーンズ(サイズ24)¥18000/リーバイ・ストラウス ジャパン Tシャツ、サンダル/風間さん私物
ゆとりのあるテーパードシルエットの「バレル」。鮮やかなピンクに目を奪われる一本です。リラックスした雰囲気ですが、クロップド丈で足首が見えるので、女っぽさも感じさせてくれます。ファブリックが柔らかく体になじみ、ストレスなく着ていられます。
YUMIE'S コメント
カラーデニムは色合わせに悩む方も少なくないと思います。そんなときにヒントになるのが、アイテムのコレクションテーマやカラー名。このカラーデニムは、リーバイス®︎ メイド&クラフテッド®︎の19SS のもので、「ニューメキシコ」がテーマ。そしてピンクは荒野に咲くカクタスの花の色。花が咲いている光景を思い浮かべ、近くにある色と組み合わせればいいのです。今回は合わせた真っ赤なTシャツは太陽の色。サボテンのグリーンもいいかもしれません。砂漠のようなベージュも似合うはず。足元に合わせたサンダルは黒じゃなくて、大地の色ブラウン。こんな風にコーディネートすると、そのデニムの持つ、ストーリーまでも纏えるようで素敵ですよね。
風間ゆみえさんのデニムスタイルはいかがでしたか?
LEVI'S®︎ MADE&CRAFTED®︎のブランドページはこちら>>
お問い合わせ先/リーバイ・ストラウス ジャパン
tel. 0120-099-501
スタイリング・出演/風間ゆみえ
メイク/早坂香須子
構成/幸山梨奈、川良咲子(編集部)
YUMIE'S コメント
デニムスカートもスウェットも、どちらもとても柔らかく、ファブリックにこだわったメイド&クラフテッド®︎ならではだなと実感しています。丁寧に重ねられたティアードスカート、立体感のある袖のスウェットは、メキシコのクラフトマンシップを伴った芸術性をコレクションに落とし込んだというだけあって、見事なプロダクトだと思いました。