ファッションビジネスジャーナリストの松下久美さんに受け手になっていただき、「ミモレ編集から見えてきた婦人のホンネ」というテーマで、ファッションワールド東京にて登壇しました。以前も書きましたが、一昨年は、「昨今のECビジネスのこと勉強しなきゃ」と思いつつ物見遊山度数高めな気持ちで。そして、昨年は「グローバル展開をしている企業のブランディングが知りたい」という気持ちで……それが、今年は私が壇上に立つ側にまわるなんて!

「ここまできたよ、おっかさん!」な気持ちであります(笑)。

立ち見の方も出てしまうくらいに大盛況。びっくり&うれしい! 「誰もいなかったらどうしましょう」とイベント前はいつも不安でいっぱいなものなのです。

当日、事務局の方が「先生! 先生!」と私を呼ぶものだから、それが自分のことだとは気づかず、はからずしも無視をしてしまった回数数知れず(笑)。

講演内容は、後日、松下さんが記事にするとのこと。それを後ほどお知らせいたしますので、私は潔く割愛(笑)! 集まっていただいた方々のほとんどはアパレル業界の方でしたので、読者の皆様からいただいたコメントやイベントで直接お会いした方から聞いた話をシェアする気持ちでお話しました(皆様、本当にいつもありがとうございます!)。
これ、当日、私が唯一「先生感」を醸し出していたであろうアイテムです。登壇前に、胸元につけるように渡された名札。あまりに立派すぎて、「持って帰っていいですか? 忘年会に使えそう♡」とお伝えしたら、「どうぞ、どうぞ」と言いながら、事務局の方がそんな私に動揺しつつ、笑いをこらえているのが分かりました(苦笑)。


さて、そんな私はさておき、「先生!」と呼ばれることにも慣れているであろう素晴らしき方々が多数登壇するイベントです。それを鑑みつつ「何を着ていけばよいのか」と思案し、「やっぱりきちんと見えするコーディネイトにしよう」と、マディソン・ブルーのテーラード魂に、講演ビギナーの私に自信を注入していただくことに。

ブレザーにツイードのパンツ。これにローファーやパンプスをはいたら、あまりに見慣れていない自分自身に動揺してしまいそうだったので(!?)、足元だけ白のハイカットのナイキのスニーカー合わせで、いつもの自分らしさを少しだけ。アパレル業界のイベントゆえに、多少のハズシは許されるだろうと計算しつつ。
インナーはシルクのシャツブラウスを。カットソーではカジュアルすぎるし、シャツではなんだか真面目になりすぎたので、ツヤ感をプラス。しかも、ピンクページュなのでフェミニンさがプラスされるかな、と。折り返した袖のボルドーが全身のアクセントに。


終わってみれば(もちろん多少の緊張と多大なる反省を感じたものの)、「ミモレの魅力を自分の口でたくさんの方々に聞いていただけて嬉しかったな」というのが正直な気持ちです。

女性が人生の最後まで「明日はもっと楽しくなるぞ!」と思える社会づくりに寄与するために。

と、私を始めとした編集部一同は本気でそう思いながらミモレを運営していますので、「これからは、いろいろなところに自分から出向いて、もっともっとその思いを発信し、伝播させていかねばいけないな」と。そう心新たに思えたことがこの日最大の収穫だったかもしれません。

アパレル業界の方々にお話をするということで、最新事情をインプットしてから講演に臨もうと手に取ったのは、ミモレ大学にも御登壇いただいたファッション流通コンサルタントの齊藤孝浩さんによって書かれた一冊。「未来のファッション消費がどうなっていくか」を数々の事象とともに分析されています。これからの私たちの“買い物”がどのように企業によってコントロールされていくかを知ることができ、とても興味深かったです。「アパレル・サバイバル」/日本経済新聞出版社

 

ジャケット & パンツ#マディソンブルー
スニーカー#ナイキ

今日のお品書き
その考え方のシャープさで大人気のスタイリスト川上さやかさんの「仕事服」特集がスタートします。オフィスでのカジュアル化が加速している昨今、ここで立ち止まって、「大人の仕事服」を再定義します。“ビジネスカジュアル”、 “オフィスカジュアル”。川上さんは、どう定義しているのか、必読です!