昭和34年に皇室に入られてから60年間、人々を励まし、癒し、勇気づけてきた美智子さま。ミモレでは5月のご退位の前日まで、今も色あせることのない、日本女性の美、品格、優雅さ、可憐さ、思いやりの心を体現している装いを振り返ります。
ミモレの『毎日、美智子さま』にて公開中の写真から、今回は美智子さまの気品あふれる和装姿に注目します。


ブルーのお着物にピンクをきかせた、可憐かつ凛とした和装姿

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昭和42年10月、東京・日本武道館で官設観光機関国際同盟総会開会式にご出席。ブルーのお着物、文様に合わせたピンクの帯締め、そしてパールがあしらわれた帯留めで華を添えて。


白地のお着物に金の帯。豪華ながらも気品あふれるコーディネート

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白、グレー、赤橙、そして金という色だけでコーディネートされた和装姿。白地のお着物に金の帯、という豪華な組み合わせも、色数をおさえてシンプルにまとめられて。昭和42年11月、東京プリンスホテルで行われた国際道路会議の開会式にご出席。


お着物のアクセサリーはパールの指輪で品よく

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昭和41年5月、上野・東京文化会館にて第28回国際住計会議開会式にご出席した際の美智子さま。金色の帯締めを合わせて格調高く。美智子さまはいつも「染め直しはできますか?」とお着物を大切にお召しになるそう。


十六葉八重表菊のご紋が入った格式高い黒留袖で結婚式に

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昭和43年3月、東京・光輪閣にて東久邇家(ひがしくにけ)と大村家の結婚式にご参列された美智子さま。格式の高い、黒留袖でお祝いを。


お着物にはファーのショールを合わせるのが定番のスタイル

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昭和42年11月、東京・赤坂御苑の園遊会にはブルーのお着物で。参加された方々に笑顔でご挨拶を。


写真はすべて、講談社所蔵写真3万枚超から厳選した貴重なカットです。
この企画は弊社写真部のカメラマンが主に1960~1970年代に美智子さまを撮影したお写真で構成されています。キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。古い写真が多く、退色・汚損したものは色鮮やかにデジタル化してよみがえらせています。

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写真/講談社写真部
構成/片岡千晶、佐々木奈々子