スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

うっかりウキウキと春服で出かけると、夜「さむっ」となることも多く、アウター選びには迷いますよね。この時期は、肌に近いトップスはまだ冬物にしています。薄手のカシミヤとか。朝着る時のヒヤッとする感じ、無理なんです(笑)。

アウターは、少し軽めに。ただし、リネンのロングコートはまだまだ。風を通さないオイル加工やレザー、腰が隠れる長め丈、またはライナー付きなど、とてもケアフルに選びます。

今季活躍してくれるのは、バブアーとマーガレットハウエルのダブルネームのフィールドコート。オイルドが匂いや重さから苦手でしたが、これはライトオイルドなので、全くそこが気にならない。軽いし♡デザイナーのマーガレットハウエルさんが、大量のアーカイブからインスパイアされて提案された、とか。普段使いできるよう、考え抜かれています。

そしてチンクワンタのレザーライダース。きっと一生好きなんだろな、と思えるアイテム。3年愛用しているアッバーハイツはライトオンスでコンパクト、女性らしいシルエットとクリーンなシルバーの鋲が特徴ですが、このチンクワンタは、とても男顔。見えていませんが、ウエストベルトもあり。さらにファスナーなどもゴールドなので、存在感があります。ライダースを着てからさらに、フィールドコートやトレンチを羽織ってしまうこともあります。

最後に超定番のトレンチコート。カーキの少しヴィンテージ感がある加工、袖がボリューミーなところがオリジナル。あ、丈も長くしてもらいました。はい。あまりにトレンチコートが好きすぎて、今の気分に合った1枚を作って頂きました。撥水加工もされてるし、ライナーも付いているから、真冬以外は着られます!残念ながら完売してしまったようですが。

狭間の時期は、こんなアウターがあれば、おしゃれに楽しく過ごせます!


花粉もすごいし、まだ気温も安定しないから、体調に気をつけて過ごしましょうね。

大草 直子

先日、ご縁を頂き浅草へ。美しくカラフルな夜でした。お気に入りの、ERDEMの花柄のワンピースに羽織ったのは、アクアスキュータムとコラボさせて頂いたトレンチコート。
この時期大活躍するのは、レザーライダース。イタリアのファクトリーブランド、チンクワンタと、日本のブランド、アッパーハイツをヘビロテ中。これはチンクワンタ。デニムはロンハーマン、バッグはザネラート、靴はコンバースです。