昭和34年に皇室に入られてから60年間、人々を励まし、癒し、勇気づけてきた美智子さま。ミモレでは5月のご退位の前日まで、今も色あせることのない、日本女性の美、品格、優雅さ、可憐さ、思いやりの心を体現している装いを振り返ります。
ミモレの『毎日、美智子さま』にて公開中の写真から、今回は美智子さまのコンサート鑑賞スタイルに注目します。


ペールピンクのリボンワンピースで演奏会へ

肩に大きなリボンがあしらわれた、ドレープの美しいドレスでハープのリサイタルへ。同じ色のクラッチバッグをお持ちに。ご自身もピアノやハープを演奏される美智子さまは、演奏会やコンサートへも度々ご出席されます。昭和41年7月、東京・上野文化会館で開催された桑島すみれハープリサイタルにて。

顔まわりのアクセサリーはイヤリングのみ。あとはご愛用の時計とブレスレットで、あくまでドレスをメインにしたコーディネート。淡いピンクが美智子さまにお似合いです。


ブルーのエレガントなドレスでコンサートへ

美智子さま作曲の子守歌「おもひ子」が発表された、母子愛育会チャリティコンサートにご出席。襟元と袖にシフォンがあしらわれた、エレガントな淡いブルーのドレスで。昭和44年7月、東京・上野文化会館にて。


ご懐妊時のコーディネートにも優しさと品格を

礼宮様をご懐妊時には、ロング丈で裾の広がったトップスやコートに好バランスなタイトスカートを合わせられて、ご公務を行った美智子さま。おなかの膨らみを強調しすぎず、お体にも負担のない、美智子さまらしい品のある配慮の行き届いた装いです。昭和40年9月、上野文化会館で行われたスラブ歌劇団コンサートをご鑑賞。

三連のパールのネックレスにブローチ、そしてバッグで華やかに。


浩宮さまとコンサートへ。白の華やかなコーディネート

昭和42年1月、浩宮さまと一緒にヤマハホールで行われた久保田良作発表会をご鑑賞。白のコートジャケット、ワンピース、お帽子、手袋まで、色も素材感もすべて同じトーンで揃えられたコーディネート。バッグと靴は白ながら光沢感のあるものを選ばれて。華やかながら、母の優しさも感じられます。

コサージュのついたお帽子と三連のパールのネックレスのコーディネートは、フォーマルな場での美智子さまの定番コーディネート。浩宮さまに笑顔でお話を。


写真はすべて、講談社所蔵写真3万枚超から厳選した貴重なカットです。
この企画は弊社写真部のカメラマンが主に1960~1970年代に美智子さまを撮影したお写真で構成されています。キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。古い写真が多く、退色・汚損したものは色鮮やかにデジタル化してよみがえらせています。

 

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写真/講談社写真部
構成/片岡千晶、佐々木奈々子