やる気が出ないと、仕事をこなすペースが悪くなったり、ふだんよりもミスが増えたりしてしまいます。そこで、キャリアコンサルタントの金沢悦子さんに、気分がアガる・やる気を高める“コツ”についてうかがいました。やる気をコントロールする……それは仕事の大切なスキル。日常生活に少し工夫を取り入れるだけで、やる気になる方法をご紹介します。


もやもやして気が晴れない! そんなときは、見た目を変えてリフレッシュ

 

心がモヤモヤ、イライラして、なんだか気分が晴れない。自分でもなぜこうなるのかよくわからないモヤモヤを抱えたままでは、仕事に気乗りがしないだけでなく、毎日が楽しくありません。「そんなときは、気持ちを切り替え、晴れやかになるようなことをしてみましょう。だからといって、特別なことをする必要なし! 意外と簡単なことで、気分が上がるものです」(金沢さん)


「いつもと違う」は気分転換に即効性あり! 気分がアガる3つのポイント


POINT1 ふだん選ばない色、デザインの服を着てみる
すぐにできて効果もあるのが「見た目」を変えること。ふだんの自分なら選ばない色やデザインの服を身につける、髪型を変えるなど、見た目」が変わるとセルフイメージが高まって気分が上向きになる。

POINT2 いつもと違う道を通ってみる
仕事帰りにいつもと違う道を通る、降りる駅を変え遠回りしてみるのもおすすめ。景色が変わると気持ちもリフレッシュできて、心のモヤモヤが晴れていく。

POINT3 新しいモノ、新しいことを選ぶ
ランチは新しい店に行ってみる。食べたことがないメニューを選ぶなど、日常生活の小さな刺激は、気分転換に効果あり!
 

実は簡単! やる気スイッチをONにする3つの方法


気持ちのいい朝も、通勤ラッシュのストレスでだいなし。やるべきことはたくさんあるのに、デスクについてもやる気が出ないまま、時間だけが過ぎていく……。気持ちの切り替えがうまくできない「困った!」は、誰もが経験していることでしょう。でも、やる気スイッチをオンにするのは、意外と簡単です。ポイントは「朝の習慣」。朝はまだ多くの刺激を受ける前なので、始業前のちょっとしたことで脳に刺激を与えると、仕事へのモチベーションがグッと高まります。

 

1.「朝の習慣」と「やる気」をひも付けする

いつもやっていることに何か1つ新しい習慣をプラスして、出社から仕事を始めるまでの流れを作ることがポイント。毎朝、出社後にコーヒーをいれてから仕事に取りかかる場合なら、「コーヒーをいれる」と「仕事を始める」の間に「手を洗う」「うがいをする」など「新しい習慣」をプラスする。
 

 

2.集中力が落ちてきたら「香り」で脳をリフレッシュ!

集中力の低下は、心とカラダを休めるようにという脳からの司令。いい香りの飲み物や、好きな香りを楽しんで5分も休憩すれば、やる気がよみがえってくる。
 

 

3.どうしてもやる気が出ないときは「まず始める」

人はいったん行動を始めると、やる気が出て簡単に継続できるようになっている。やる気がでなくても仕事に取りかかると、「作業興奮」と呼ばれるこの心理作用が働いて、気づくと仕事に集中している。

 
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