新たな現代病とも言われるSNS依存。フォロワーからの反応が気になって気になって仕方なく、反応がなければ嫌われているのではないかと過度に落ち込む人も……。広告代理店営業ウーマンの先駆け的存在で、現在はプロデューサー、コメンテーターなど多岐に渡って活動されている飯野晴子さん。アメーバブログでは、文化人部門で常に上位50位前後に位置する人気ブロガーでもありますが、意外なことに、「そのSNS、本当に止められませんか?」と問うています!

asdさんからの質問

Q. SNSのフォローや友達申請が気になって仕方がありません。
 

小さなお店を経営していることからインスタ、FB、ツイッターを使っています。いろんな人にお店を知ってもらいたいですが、SNSで手当たり次第フォロワーを増やすのは嫌だし、いきなり勝手にフォローするのも失礼だと思っているので、実際に知り合った方や気の合う方のみでやっています。気になるのは、実際に知り合って「SNSを交換しましょう」となり私がフォローしてもフォローバックをしてくれない人がいることです。私のSNSは見るのに、自分のは見せない。しかも共通の知人や友人とは繋がっているのに私のことはフォローしてくれない。実際にお会いしたら普通に話すのになぜ?……。同じようなことが何度も起こるので、実は自分が多くの人から「仲良くなるに値しない人」なのではないかと考えて落ち込んでしまいます。こんなふうに思ってしまうなら、SNSは合わないのでやめるか距離をおいた方がいいと分かっています。が、仕事上やめることはできません。(48歳)


特別ゲスト 飯野晴子さんの回答

A. 「SNSは仕事上やめることはできない」
と言うけど、本当にそうなのかしら?


私もブログをやっているから、フォローが気になる気持ちは分かります。でもね、気にし始めたらキリがないのよ。

 

たしかにね、試しに「“いいね!”をお願いします」と書いたら、一気に増えるんです。以前にWEB媒体に私の記事が出た後も、びっくりするくらいフォロワーが増えました。でもそうやってフォローしてくれた人たちが、果たしてどれくらい本当に私に興味を持ってくれているのか……。

私は気になると調査せずにはいられない性格なので、ブログのアクセス解析というものを見てみたの。そうしたら、記事が出た直後は、たしかに1万人とか1万5000人とかの人が見に来てくれていました。それが数日もすれば、すぐに3000人ぐらいに戻っていたの。

3000人もいるならいいじゃない、と思われるかもしれませんが、私が言いたいのは、その一気に増えた1万人以上のアクセスのこと。その中には、最近あった国際結婚詐欺と思われる人からのフォロー申請もありました。だからと言って、別に「けしからん!」と思っているわけではありません。私はSNSって、そもそもそういうものだと割り切っているんです。

付け焼き刃でフォロワーを増やしたところで、本当に興味を持ってくれていない人は記事を見続けてくれるわけじゃないから、最終目的である仕事にもつながらないと思いますよ。一方で、本当にasdさんの記事を面白いと思ってくれる人は、お願いなんかしなくても常に見てくれるもの。だから気にしすぎないでください。

以前放送された『3年A組—今から皆さんは、人質ですー』というドラマは、SNSによって追いつめられていく社会を描いていました。あれはドラマですから極端に描いていると思ったかもしれませんが、SNSを気にしすぎていると、ああいうことが本当に起こってくると思うんです。だからasdさんも、もう少し距離を置くよう努力してみて。「お仕事上SNSは止められません」とおっしゃっているけど、本当にそうかしら? 少なくともフォローを返してくれないような人には執着せず、ビジネスに必要な部分だけ利用する、という付き合い方なら支障はないと思うんです。堅実なお仕事をしていれば、付いてきてくれる人は付いてきてくれる。そう信じて、一度勇気を持ってSNSと距離をとってみてください。
 

PROFILE
  • 飯野晴子(いいのはるこ)プロデューサー、コメンテーター、ブロガー。1943年生まれ。35歳で離婚後初めて就職。広告代理店営業ウーマンに道を開いた。ロエベ、フェラガモ、ポルシェ等数々のラグジュアリーブランドを担当。退職後は、都会と海辺の家を行ったり来たりしながら、企業や商品のPRプロデュース、TV番組の出演、セミナー講師、講演活動などさまざまな分野で活動中。アメーバブログでは、文化人部門で常に上位50位前後に位置するなど、ブロガーとしての人気も高い。また、ブログ読者の悩み相談を受けることから始まったワークショップは、週末を過ごす家で定期的に開催、全国から女性が参加し人気を博す。「チーム・ソルトン&セサミ」(2008年〜)の設立メンバーとしてチャリティ活動も積極的に行っている。(ブログはコチラ→http://ameblo.jp/iino-haruko/ この人の回答一覧を見る
  • 山本奈緒子(やまもとなおこ)1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る
 取材・文/山本奈緒子

 

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