長年の友達と感覚にズレが。変化を素直に受け入れるための処方箋_img0
 

かつてはお互いに同じ環境にいた女友達。でも時の流れとともに、既婚・未婚、働いている・働いていない、そして子どもがいる・いないなど、様々に変わってくるもの。そのとき考え方をどう変えていくべきか? 広告代理店営業ウーマンの先駆け的存在で、現在はプロデューサー、コメンテーターなど多岐に渡って活動されている飯野晴子さんは、「大人になることとはどういうことか」という視点から、アドバイスをくれました。

alexxxさんからの質問

Q. 仲良し3人組の集まり。
でも友達が年頃の娘を連れてくるので
好き放題話せず、消化不良です……。

 

大学の時から20年以上の付き合いの友人が2人います。私はずっと独身、一人は離婚して子供はおらず、もう一人も離婚して娘が一人います。長い付き合いで気心が知れており、定期的に会っては楽しい時間を過ごしているのですが、悩ましいのは、友達が娘も連れてくることです。娘は14歳。会話の内容を理解できない年齢ではなくなったので、好き放題に大人の話はできませんし、娘も楽しめるような会話にせざるを得ず、消化不良です。以前は女3人ギャハギャハ笑い合う楽しい時間を過ごしていたのに、気づけば全然中身が違う集まりになってしまっています。でもまさか「3人だけで集まりたい」とは言えません。どう伝えれば、こじらせず、大人3人で会えるようになるか、知恵を授けていただけますと幸いです。(43歳)


特別ゲスト 飯野晴子さんの回答

A. 時間が経てば環境が変わり、人間関係も変わる。
そのことを受け止めなければいけないと思います。


友達関係も時間が経つと、お互いに環境が変わってくる。そういう中でどう関係を続けていくか……。このお悩みはそういうテーマを含んでいますね。

alexさんがそこまで「3人で会いたい」と思っているのなら、一度その気持ちを伝えてみてはいかがかしら? それだけ親しい間柄なら、分かってくれると思いますよ。

ただ、そのうえでalexさんに認識してほしいことがあります。それは、女友達同士キャハキャハ言う時代はもう終わった、ということ。いまだに大学時代と同じ付き合いを続けたいと思っているのよね。でもそれは無理。だってみんな、20年以上の時間が経って環境が大きく変わっているんですから。alexさんは42歳とのこと。42歳といったら、当然もう子供ではなくて、むしろ子どもに説教をするほうの年齢。娘時代は過ぎたんです。そのことを念頭に置いて、お友達ともどう付き合っていくか一度考えてみてほしいと思うのです。


一方で私は、お友達のほうにも娘さんを連れてきてほしくない、と思いました。もちろん子どもを排除するつもりは全くありませんが、社会には、大人の場というものがあると思うのです。どうしてもその場に行きたいなら、誰かに見てもらったりベビーシッターを雇うなりすればいいんじゃないでしょうか。

偉そうに言いましたけど、こういったことって少し考えればすぐ分かることだと思うんです。今って検索時代。疑問に思ったことはネットがすぐ答えてくれるから、みんな、自分で考えることを忘れていってしまっているような気がするんです。本来、お悩み相談というのも、自分の中である程度答えが出ていて、その背中を押して欲しいから相談して、意見を聞いて参考にしていたんじゃないかと思うんです。でも今は、自分で全く考えずに答えそのものをもらおうとする人が増えている気がします。自分がお悩み相談の場に登場しておきながら何ですけど、悩んだらまずは自分で答えを考えてみて。その答えに自信があろうがなかろうが構わないの。考えるということ自体がとても大事なことですから。

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PROFILE
  • 飯野晴子(いいのはるこ)プロデューサー、コメンテーター、ブロガー。1943年生まれ。35歳で離婚後初めて就職。広告代理店営業ウーマンに道を開いた。ロエベ、フェラガモ、ポルシェ等数々のラグジュアリーブランドを担当。退職後は、都会と海辺の家を行ったり来たりしながら、企業や商品のPRプロデュース、TV番組の出演、セミナー講師、講演活動などさまざまな分野で活動中。アメーバブログでは、文化人部門で常に上位50位前後に位置するなど、ブロガーとしての人気も高い。また、ブログ読者の悩み相談を受けることから始まったワークショップは、週末を過ごす家で定期的に開催、全国から女性が参加し人気を博す。「チーム・ソルトン&セサミ」(2008年〜)の設立メンバーとしてチャリティ活動も積極的に行っている。(ブログはコチラ→http://ameblo.jp/iino-haruko/ この人の回答一覧を見る
  • 山本奈緒子(やまもとなおこ)1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る
 取材・文/山本奈緒子

 

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