スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

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週末、ご縁を頂き熊野三山をお詣りしてきました。南紀白浜の空港からも遠いし、電車やバスでも不便。運転免許が失効中(あ、違反ではなく、更新を忘れていたため。今年は絶対に取り直します)の私には海外よりも遠い場所でした。

伊勢も出雲も、ご縁を頂いたときに素直に訪れましたが、この「遠い熊野」、生きている間に行かれるのかなあ、と思っていたら結構すぐに、そのタイミングはやってきました♡
大好きでリスペクト! の年上の友人、ステラ薫子さんと。昨年だけで7回、トータル30回以上は熊野を訪れているという、ステラさん。熊野三山である、熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉神社のそれぞれの歴史やいわれ、そして宮司様とも交流がある、ということで、空港から神社に向かう車の中では、超レアな「ステラ講義」を聞き。4時起きなのに眠りもせず、一種の興奮状態の私。こんなにワクワクする神社はなかなかなかったような(笑)。

過去、現在、未来を表すと言われる(諸説あります)3社全てを巡り(時間的に、これもなかなかできないそう)、フィニッシュは15日の本宮大社の本殿祭。普段開かれない本殿の扉が開かれると、三社共通のシンボル、八咫烏(日本サッカー協会のマークでもあります)を思わせる、大きなカラスが本殿の上からさあっと現れました。ひいぃっ、す、すごい経験。初心者の私は思わず後ずさりしてしまうほど、神々しいシーン。そしてそして、信じられないことに、祭事の後本殿扉が閉じられた後には、同じ鳥なのか、さっと舞い戻っていきました。ステラさんによると、清らかな祭事には、こうした不思議なことが起
こるそうです。

ここで突然ですが、ステラ流「神社参りのマナー」を。

・ご祈祷は神様との面談。そのつもりの服装で。
→私は1年に何度かのストッキング着用(笑)。畳に座ることも考えロングワンピースで。
そしてジャケット着用で。スニーカーでも、と言われましたが、ローファーで行きました。山道なので、確かにスニーカーで良かったかもしれません。

・お賽銭は奇数の枚数のコインを。
→私は300円ずつにしました。100円でも良いそうです。

・おろしたての白いハンカチを用意。
→左わきに挟み、手水で手と口を清めます。ごしごしとこすりながら乾かすのではなく、手をおしつけるようにして、ハンカチで水気をとります。そしてそのハンカチは、洗濯を繰り返し、1年間神社巡りの時に使うと良いそうです。アイロンをかけたハンカチをあろうことか忘れた私。ご一緒した風間ゆみえさんが2枚持っていたので、分けて頂きました。

そして、やはり神社の歴史を調べていくのが大事だそうです。そりゃあそうですよね、面談に行く相手や会社のことは下調べしますものね。

と、普段もやもやしていたマナーもクリアになり、着いた初日は曇り、夕方から雨。次の日の祭事は超快晴。さまざまな熊野の天気も経験でき、本宮大社や速玉神社では宮司様と直接お話しをさせて頂くこともでき。もう、パワーを満タンにして、今週からも頑張ります(笑)!

宮司様に許可を頂きまして撮影した写真、皆様にお福分けしますね♡
夏、子供たちを連れて行きたいな!
 

大草 直子

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那智大社にて。燃え上がる炎が、何やら文字に見えてきます。ゆみえさん撮。
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那智の滝への入り口。熊野の森は、神聖な感じこそすれ、おおらかで、なんだかホッとします。

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熊野本宮大社の本殿祭。この日は同じジャケットに、スローンの黒のカットソータートルスカートはエブールのシャンパーニュ色レースで。バッグは共通のJ&Mデヴィッドソンです。
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2日目は晴天!速玉神社が擁する神倉神社の鳥居。ありえない坂道をみんな上がっていきました。私は極度の高所恐怖症なのと、フライトの時間があるため、往復20分くらいでと言われ。腰が抜けたりしたら迷惑をかけるかと、次回に。また訪れる理由になりました(笑)。