ラム肉は現在、輸送技術の進化、多様なブランド肉の流通、さらに羊肉の扱いに日本人が慣れてきたこともあり、かつての「硬い、臭い、安い」肉というイメージはほぼ払拭されています。また大手スーパーが本格的な取り扱いを始めたのをきっかけに、羊肉を取り扱う店が増え、以前よりも手に入りやすくなっています。
そこで今回は、「ジンギスカン以外の調理法を知りたい」という声に応えたレシピ本『家庭で作るおいしい羊肉料理』から、いま話題のスパイス番長ことシャンカール・ノグチシェフのレシピを掲載! スパイスが効いた、間違いなしのおいしさです。

れんこんの甘みが羊にマッチ! 羊とれんこんの焼きそば

 


 材料(2人分)
ラム肩ローススライス……200g
蒸し麺(150g)……2袋
*蒸し麺は電子レンジで約30秒温める
菜種油……大さじ2
*サラダ油でもOK
クミンシード……小さじ1/2
にんにく(みじん切り)……1片
玉ねぎ(スライス)……小1/2
れんこん
(いちょう切り・酢水につけておく)……60g
にら(2cmの長さに切る)……5本(40g)
塩……小さじ1
黒こしょう……小さじ1
純米酢……大さじ2・1/2
青のり……好みの量

 作り方 
1.深めのフライパンで菜種油を強めの中火で温め、クミンシードを入れる。油がパチパチといい、クミンシードがこんがり焼けてきたら、にんにくのみじん切りを加える。にんにくがこんがりと焼けて香りがしてきたら、玉ねぎのスライスを加える。

 

2.玉ねぎに焼き色がついたら、羊肉を加え、表面に焼き色がついたられんこんを加える。れんこんに焼き色がついたら、にら、塩、黒こしょう、純米酢を入れて炒め合わせ、全体がしんなりしてきたら、蒸し麺を加えて炒める。
3.麺を焼きつけてパリパリの部分を作り、塩(分量外)で味を調えて完成。好みで青のりをふりかける。



今回紹介した料理は、「ジンギスカン以外の調理法を知りたい」という声に応えたレシピ本『家庭で作るおいしい羊肉料理』にも掲載しています。本書では、今活躍中の星付きシェフや予約困難店の4人のシェフが考案した絶品羊肉料理を掲載しています。一流レストランのお店の味が家庭で再現できるレシピを集めました。ご家族や友人、彼・彼女から絶賛されること間違いなしです!

 

『家庭で作るおいしい羊肉料理』

著者 監:菊池 一弘 監:羊齧協会 1500円(税別) 講談社

今、羊肉と美容・ダイエットの関係に注目が集まり、Lカルニチン(脂肪燃焼物質)の豊富な羊肉のブームが今きています。さらに、ブームを牽引するのは一般のスーパーで手に入りやすくなったこともあげられます。本書ではジンギスカン以外の調理法を知りたいという声の高まりに応え、家庭でできる絶品・おいしい羊肉料理を一流のシェフたちに紹介してもらいます。

『家庭で作るおいしい羊肉料理』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

シャンカール・ノグチ

インドのスパイス商、調合師。「ラムバサダー」や「東京スパイス番長」のメンバーとして、イベントやワークショップでインドカレーを作ったり、レシピ開発に携わるなど幅広い活動を展開。著書に『スパイス生活』(地球丸)など。


監修:菊池 一弘(キクチ カズヒロ)
羊肉の消費者団体、羊齧協会代表。月例イベントは6年連続満員御礼。100席のチケットが3時間で売り切れる。会員数は全国に1700名。年に1度の羊愛の祭典「羊フェスタ」は3万人を動員する。本業はコミュニティ作りのプロとして各種団体のアドバイザー&講演を行う。業界へ好意的第三者として消費者の意見を届ける団体を作るのがライフワーク。株式会社場創総合研究所 代表取締役/一般社団法人来来県代表理事/オージーラムPR大使(ラムバサダー)/ 麻辣連盟(四川料理の消費者団体)幹事長などをあわせて務める。

写真/渡辺充俊(講談社)

出典元:https://kurashinohon.jp/1053.html

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