大学時代、毎年初夏に過ごしたイタリア・シチリア島のタオルミーナで嗅いだジャスミンの香りは、まさに青春の思い出。
最初の結婚式でのブーケも花の冠も、ジャスミン。
子供が産まれた産院の部屋も、世界中の友人が送ってきてくれた花束でいっぱいになり、看護婦さんに部屋の外に出すように言われました。
三男の悲しいお葬式にも、大勢の友達が送ってくれた美しい花で、教会が埋もれていました。

そして今。2週間、美しい日本の桜を眺めてから、ポルトガルの家に戻ってきました。
春の庭は、家の左右の壁に植えてあるジャスミンが満開です。早咲きのスパニッシュラベンダー、ローズマリー、セージの花が咲き乱れています。
果樹園のオレンジ、レモンの花は 素晴らしい香りです。

満開のジャスミンの香りでいっぱいの私の庭。
この日本の桜草のように、花は1年中、私の庭を美しく飾ってくれます。

今朝、ランニングの後にシャワーを浴びていると、バスルームの前に咲くライムの花 の香りが漂ってきました。そしてその瞬間、「私はなんて幸せなのだろう」と、心の底から感じるのです。

私のオリーブの木々の下は今、たくさんの野草が咲き誇っています。
野の花を飾って。
こちらも野花。
摘んできた菜の花。
裏庭の野生の花。
こちらも庭の花です。
 
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