平成の終わり、多くの著名人の訃報に一つの時代が終焉を感じる方も多かったのではないでしょうか。
著名人だけでなく、私の周りでも、思いも寄らない悲しいお知らせが多く、そういう歳になってきたのだと痛感している毎日です。
私は子どものいない主人と私の二人暮らし。高齢化社会とは言えど、アラフィー世代ならではの元気すぎて頑張りすぎる世代(私は魔の50代と呼んでいますが)の突然の訃報が増え、日々の生活のケアとアテンションは必要だと身をもって感じてます。嫌でも年齢に伴った、いざという時の備えも色々考えなくてはいけない年齢なのかもしれません。
働いていると、突然の訃報の知らせに対処できないこともあります。遠方だったり、その訃報を葬儀の当日まで知らなかったり、私が本当に困ったのは、重要な打ち合わせがあって、その足でそのまま会場に向かわなければならないケースも。
昨年はそんなことがありすぎて、自身の喪服事情や故人の見送りかたを色々見直す機会でした。
□身内や上司など改まったケース

この礼服を購入したのは10年前ほど。フォーマルなシチュエーションにはきちんとした礼服は必須。でも、一般的な礼服コーナーだとしっくりこないこともあります。エストネーションのオリジナルブランド「UMA」 のツーピースは、フォルムや生地もよく、今なおずっと愛用中。10万近くしたとは思いますが、納得の逸品。
□最近アップデートした礼服

以前にもブログでご紹介させていただいたタレントYOUさんのブランド「PEELSLOWLY」。
良質な素材と、少しトレンド感もミックスされた礼服は、普段使用でも使えるのが魅力。私が選んだのはケープのジャケットと、(写真では見づらいのですが)前スリットが入ったミディー丈のタイトスカート。
□仕事の現場からそのまま直行

抜けれないクライアントとの外での打ち合わせの場合、書類やパソコンを持った手で、着替えを持参することはもはや不可能。時間もギリギリとなれば着替えなしのパターンも想定しておきたい。昨年はほとんどがこのケースでした。喪服とは考えずに購入したDRIES VAN NOTENの黒のジャケットは冬場の式の寒さ対策にも重宝した一着。スーツで着用することは先ずないと思いましたが、同じ生地のパンツを購入したのが大助かり。会議からそのまま式場へ直行。
□カジュアルすぎないことも重要

最近、喪服を軽視化する傾向にありますが、最後に故人を見送る大切な儀式です。仕事などやもえない状況の中でも、ちゃんと感が見えるのも大切かと。シルクのブラウスなどは、喪服は持ち出せなくても、中に一枚用意するだけでも、それなりのフォーマル感を出してくれて便利なアイテムです。こちらも10年くらい前にドゥーズェムクラスで購入したと思いますが、今なお使い続けているブラウス。できれば同じものがもう一枚欲しいくらい。
□小物

礼服はともかく、バッグ小物までフォーマルコーナーで購入すると、まずその機会がなければ絶対使わないもの。ブランドにはこだわらなくても良いと思いますが、いろんなシチュエーションで使用できる黒のコンパクトなバッグを使用中。
□葬儀に参列できなかった時、ご遺族へのお見舞い


やもえない事情で葬儀で参列できなかった場合、せめてご家族への挨拶だけでも。現代の住宅事情やインテリアなど考えると仏壇を置いたりお線香を家で炊く方も少なくなってきました。ケースバイケースですが、ご実家や仏間があるようなお宅には、法要などで使用できるようなお線香を贈ることも。私は松栄堂や鳩居堂などで選びます。事情がわからない場合は、お花や、スイーツ、忙しい合間に食べれるような軽食など、ご遺族様に少しでも寄り添ってあげれるようなものを選び、一緒に故人を偲びます。
今では喪服やお見送りの考え方も様々。
亡くなられた方の宗教、職種やご年齢などシチュエーションによっても、多様化している気がします。
今の時代、相手も敬いつつ、自分らしく故人と最後のお見送りをすることが大切なマナーであり、ご遺族の癒しになるのかもしれません。
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