7月5日(金)に公開を控える主演・藤原竜也、監督・蜷川実花による映画『Diner ダイナー』など、今年公開の邦画は大型エンタメ作品が大豊作! すでに公開のものからこれから公開予定のものまで、編集・川端が厳選した見逃せない6作品とその原作をご紹介します。今回もミモレ読者さま限定で「honto」で使える500円クーポンつき! 期間限定ですのでぜひお早めにご利用くださいね。


殺し屋だらけの食堂を舞台にした平山夢明の傑作『ダイナー』が蜷川色に染まる!


2012年大ヒットとなった沢尻エリカ主演映画『ヘルタースケルター』から5年。蜷川実花監督が次なる題材に選んだのは、大藪春彦賞と日本冒険小説協会大賞をダブル受賞した平山夢明の代表作『ダイナー』。

『ダイナー』 平山 夢明(ポプラ文庫)

スティーブン・キングやトマス・ハリスなど海外翻訳小説を彷彿とさせるホラー小説、ノワール小説で定評のある平山夢明さん。彼の容赦ない残虐な描写が炸裂する『ダイナー』は、店員も客も殺人鬼ばかりというぶっ飛んだ極限エンターテインメント作品です。

映画では、元殺し屋の天才シェフを藤原竜也さんが、窮地に陥る少女オオバカナコを玉城ティナちゃん、ダイナーを訪れる殺し屋には窪田正孝さん、本郷奏多さんらが出演。「怖いのムリ〜!」という方も美しく妖艶な蜷川カラーなら楽しめそうじゃないですか〜。
もちろん原作も残虐さだけじゃない、人間の業や本能を暴き、真の優しさや正義を写す深みのある作品となっています。ぜひ映像と一緒に味わってみてください。


岡田准一さん主演で大ヒット上映中! 『ザ・ファブル』は原作もすごい


ミモレ初の読者限定試写会を行うなど、すでに何度かご紹介している映画『ザ・ファブル』。(これも殺し屋の話ですね……殺し屋話が好きなのかも・汗)。6月21日に全国公開がスタート。岡田准一さんらのアクションシーンが話題で、レビューも上々!

原作コミックは「週刊ヤングマガジン」で連載中。「今もっとも面白い漫画」との呼び声も高い作品です。映画を先に見た方は、「え〜、岡田くんも安田顕さんも全然違うじゃーん」と思うかもなのですが、読み進めるほどにそれぞれのキャラクターに深い味わいが。青年コミックなんてしばらく読んでない……という方こそ、ハマることウケ合いですよ!


野村萬斎と香川照之、どっちの目ヂカラが強い!?『七つの会議』


『空飛ぶタイヤ』に続き、池井戸潤作品2作目となる映画化は『七つの会議』(2019年2月1日公開済み)。ぐうたら社員と揶揄される万年係長・八角に野村萬斎さん、売上至上主義の営業部長を香川照之さんが演じ、二人の睨みをきかせた格闘技のような対決が話題に。

『七つの会議』 池井戸潤(日本経済新聞出版社)

原作は全7話のオムニバスからなる連作短編集です。章ごとにフォーカスされる人物が変わり、一つ一つ独立した物語として楽しめます。映画では八角がメインですが、サブキャラたちの背景や活躍が読めるので、映画鑑賞後に読むのもオススメです。池井戸先生は、サラリーマンの世界のパワハラをテーマに、中小企業のサスペンスとして描いたと語ってらっしゃいました。


2019年上半期を代表するスペクタクル超大作といえば『キングダム』!


今年4月19日の公開になり、令和に変わるGWを挟んでも引き続き動員数を伸ばし51億円を超える大ヒットとなったのが『キングダム』。今年の上半期の邦画の中ではダントツ。コミック原作邦画の歴史モノ、戦闘モノは、ハリウッドや中国作品に比べてスケール感に欠け、“大コケ”することも少なくない中の異例のメガヒットと言えます。

【1-5セット】『キングダム』 原泰久(集英社)

原作コミックの『キングダム』は、中国の春秋戦国時代を舞台にしたスペクタクル。「週刊ヤングジャンプ」で連載開始、最新刊54巻までの累計発行部数は4000万部を突破するというオバケ漫画です。まだ読んでないという方はこの機会にセット買いを!


中島京子さんご自身の介護体験をもとにした心温まる作品『長いお別れ』


ミモレでは姉妹役を演じた竹内結子さんと蒼井優さんにインタビューもさせていただいた映画『長いお別れ』。5月31日より公開になり、レビューも軒並み高評価。「号泣必至」、「さまざまな映画賞を受賞間違いない」と評されています。

『長いお別れ』 中島京子(文春文庫)

原作は、作家・中島京子さんが認知症の父親を見送った実体験をもとにしたという小説『長いお別れ』。介護を担う家族の辛さや人格が変わってしまう親へのショックといった暗い話ではなく、中島さんらしいユーモアやコミカルなセリフを交えて描かれるところにかえって涙を堪えられません。
ミモレでは、中島京子さんへのインタビューも近日公開予定です。


下半期の期待度No.1は、松坂桃李&松岡茉優の映画『蜂蜜と遠雷』!


直木賞と本屋大賞のW受賞 という歴史的快挙を果たした恩田陸さんの小説『蜜蜂と遠雷』が早くも映画化! 今ノリに乗っている松坂桃李くんと松岡茉優ちゃんがダブル主演とあればこれは期待せずにいられません。

『蜜蜂と遠雷』(上)(下) 恩田陸(幻冬社)

国際ピアノコンクールを舞台に4人の若きピアニストの挑戦と成長を描いた作品。ページをめくる間からはピアノの音が聞こえてきそうな恩田陸文学の真骨頂とも言える本作だけに、演奏シーンを感動的に盛り上げるのは至難の技なのでは?と余計な心配もしてしまいます。ぜひ映像を見る前に、読書で音を味わってみてください!

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