更年期は様々な不調だけでなく、美容的な面での変化も増えてくるもの。その中でも多くの人が気になっているのが、髪。女性にとって身近で気兼ねなく相談できる生涯のかかりつけクリニックを目指し、婦人科診療とエイジングケアの最先端治療をおこなっている『成城松村クリニック』の松村圭子院長は、「更年期だからといって諦めないで。美をキープするためにできることはたくさんあります!」と知識を授けてくれました!
 

 

モニカとフクさんからの質問

Q. 閉経を間近に、髪が細くなり量も減ってきました。
どうすれば改善できますか?

 

今年50歳になります。生理もしばらくなく、あっても次の生理までが以前より早まったりと、そろそろ閉経の兆しありです。ここのところ、髪の毛の質が細く頼りなくなり、量も随分減ってきました。育毛剤やマッサージはもちろん毎日しておりますが、変化なし。いや、明らかに減っています。ホルモン治療をすれば改善されるのでしょうか? 検診で通っている婦人科は男性医師で、そのようなことを相談できる雰囲気ではありません。改善方法があるのであれば、アドバイスをお願いいたします。(49歳)


特別ゲスト 松村圭子先生の回答

A. 髪の毛の土台を作っているのは食事。
まずは食事を見直すことから始めてください。


女性ホルモンは、育毛のホルモンでもあるのですね。更年期というのはそのホルモンの分泌が少なくなるわけですから、当然髪にも変化が現れ始めます。

昔は更年期といえば、ホットフラッシュや頭痛など、いわゆる身体的な不調を訴える人が多かったのですが、最近はモニカとフクさんのように、髪の毛や肌といった美容的な不調を訴える人が増えてきています。その一番の理由は、ズバリ長生きするようになったからなのですね。昔は閉経の頃には寿命がきていたわけですから。

 

だからといって、更年期だから仕方がない、諦めましょう、というのは違うと私は思っています。もちろん、若さや外見に縛られる価値観から解放されてほしい、という思いはあります。が、やはり誰しも「いつまでも綺麗でいたい」という思いは絶対にあるはずです。そして、ホルモンが減っていく中でも、美を保つために大なり小なりできることはあるのです。

まず、髪も食べるものからできていますから、やはり食事は大事です。タンパク質でしっかり原料を補ってあげることはもちろん、亜鉛や鉄もしっかり摂りましょう。さらにビタミンAも、頭皮の土台をきちんと整えるという意味でとても重要なんです。是非、髪の毛の変化をきっかけに、食事全体を見直されてください。食事がいい加減なものだったら、いくら育毛剤をつけたり頭皮マッサージをしたりしても、効果はあまり期待できないと思うのです。

他にも昨今は、エクステや増毛など、様々な方法があります。これは本当に人それぞれですが、どうしても気になるようでしたら、そういった方法を取り入れるのも一つの手だと思います。

たしかに更年期というのは、いろいろな不調が起こりうる年代ではあります。だからといって諦めるのではなく、いかにケアして、その歳なりに快適に過ごしていくか。是非そこを追求されていってほしいと思います。

PROFILE
 取材・文/山本奈緒子

 

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