ここ、パリに家を買ってから、もうすぐ2年になります。
子供達と暮らしていた頃と違い、この家は私たち夫婦2人だけの、パリに滞在している間の場所、ピエタテー(フランス語でいう第2の我が家)。
内覧を初めてからたった3軒目で、「これしかない」とその場で即決した場所です。
コンコルド広場の反対側、パリの中心部ですからどこへでも歩いて行けます。
限られたスペースに余計なものは置かず、本当に必要なものや自分の好きなものだけを置く、というコンセプトで作り上げたのです。
私が暮らしてきた今までの家とはちょっと違って、モダンではありながらリラックスした温かい雰囲気にしたいと考えました。
まず基本の家具は、イタリアに行ってすべて選びました。
ソファはジェルバソーニのゴーストというモデルがいいと、前から決めていました。
それに合わせて、大好きなモルテーニのジオポンチィのアームチェアを。
そしてどこの私の家にもあるエアーボーンのチェアも。
コーヒーテーブルはアームチェアと同じ、モルテーニのもの。オーク素材でマットグレーの大小を手に入れました。
ベッドもジェルバソーニのゴースト。
ナイトテーブルはモルテーニのメタルで白とブルー、大きさの違うものを。
ダイニングテーブルはポルトガルの家のものと同じクリスタリアで、キッチンの大きさに合わせた細長いものを。グレーのトップに白のレッグにしました。
テーブルをお揃いのベンチに、カリフォルニアから持ってきたグレーのオールファブリックの椅子を合わせて。
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