今、パリは観光シーズンのピーク。街は観光客で一杯です。
夏の始め、晴れ上がった青空のパリの美しさはもちろん格別です。
私はヨガに行くために最低1日2回はコンコルド広場を通ります。
コンコルド広場には、中国人の観光バスはもちろんのこと、イーストヨーロッパ、最近はインド人の団体が多く見られるようになりました。
そして、その団体目当てにジプシーのティーンエイジャーのグループがたむろしています。何かの慈善のためにサインを求めているように見せかけ、その隙にスリを行うのです。
たくさんの人で一杯なのに、さらにいろいろなイベントのために街は工事中だらけです。
その間を、急いで通り向けるのは熟練したテクニックが必要です。
そんな中で気づいたことがあります。
アメリカ人の観光客はこの時期、中学生や高校生くらいの子供を連れた家族が主流です。
ティーンの女の子はカルダシアンのような体に張り付いた、ミニスパッツにスポーツブラというようなコーディネートでおへそを出したスタイル。男の子とお父さんはTシャツ、ショートパンツ、お母さんはサンドレスにバックパックを背負っています。
インド人の団体の観光客は、なんと女性はサリーを着ているのです。
パリの街をいつものようにサリーを着て、いつものようにゆっくりと歩いています。
中国の人は、ここぞとばかりに超おしゃれをしているようです。
みんな最新のGUCCIなどのポーチバックにバレンシアガのスポーツシューズ、これはバスに乗ってやってくる人達も同じです。
そこで日本人はというと、一目で分かるお決まりのファションです。
なぜか、ハイキングに行くような格好なのです。
以前、パリの友達の家でフランス人に「正子、なぜ日本人はパリに来るときに登山に行くような格好するの?」と聞かれたことがあります。
そう言われて見れば確かに皆さん、帽子にスニーカー、それもファッションとは関係のない登山靴のような靴。
そしてバックはなぜかナイロン生地のショルダーバッグを斜めに掛けています。
ちょっと若い人になると、Tシャツにフレアースカートが多いようです。もちろん帽子は必ずです。
日焼けをしたくないという気持ちはよくわかりますが、パリは街の中を歩くのでビルの日陰を歩けばいいのです。帽子は必要でしょうか?
靴はもちろん、長時間歩いても大丈夫なスニーカーは必須ですが、街のファションに合わせたものを選んでも良いのでは?
ここで私は、「日本の女性は銀座や上野美術館に行くときにどのようなファションで行かれるのか?」と、もう何年も夏に東京の街を歩いたことのない私は、思いを巡らせてしまいます。
ここ最近の、私が都会に観光で行った際のファションをご参考までに。
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