世界各国数ある王室のなかでも、話題性と注目度NO.1と言えるのが英国ロイヤルファミリー。なかでも2人のプリンセス、キャサリン妃とメーガン妃は、スタイルアイコンとして、着用アイテムが話題になり完売続出。それは2人が流行を上手に取り入れつつも、確固たるスタイルを持っているから。
今回はキャサリン妃の代表的なスタイルや最新コーディネートについて、英王室キャサリン妃研究家・にしぐち瑞穂さんの解説とともに紐解いていきます。
キャサリン妃のスタイルは、「フェミニン×ほんのりモード」に。
① ドレスコードはワンピース!女性に共感されるフェミニンスタイル
キャサリン妃といえば、真っ先にイメージするのがワンピーススタイル。重ね着など複雑なコーディネートはせず、ワンピースを軸にシンプルに着こなしています。品よくエレガントにまとめるだけでなく、どこかにフェミニンな要素を取り入れるのがキャサリン妃らしさ。
シンプルながらエレガントなひざ丈ワンピース。デザインはコンサバですが、ニュアンスのある優しいラベンダーカラーをチョイスしているのがポイント。ただフェミニンなだけでなく、今っぽいムードも意識されているのが分かります。2018年10月、メンタルヘルスのサミットに登場。写真:The Mega Agency/アフロ
ドット柄のロングドレスは白い襟にネイビーというクラシックなデザイン。大胆に裾を開けて着ているのが古く見えないポイントです。2019年5月、諜報基地ブレッチリー・パークを訪問。写真:Action Press/アフロ
「オンオフ問わず、好んでお召しになっているワンピースは、キャサリン妃を代表するアイテムの1つ。一見コンサバ風でも、今っぽいカラーリングや着こなしで野暮ったく見えない着こなしに。レースやフリル、ボウタイなど、フェミニンなディテールのあるワンピースも好んでお召しになられています」(にしぐちさん)
キャサリン妃は愛用するブランドにもブレがありません。
まずは、ウエディングドレスが話題となった「アレキサンダー・マックイーン」。今も“ここぞ”という時の勝負服です。また、ロイヤル御用達の「キャサリン・ウォーカー」や、「エミリア・ウィックステッド」、「ゴート」など、英国ブランドを中心に選ばれていて、王妃としてのお気遣いを窺わせます。その他に、オフスタイルでは「ザラ」を好んで着用されているのも有名です。
鮮やかなプラムピンクが目を引くアレキサンダー・マックイーンのドレス。上品なパフスリーブがモダンな雰囲気。2018年10月、ユージェニー王女の結婚式。写真:Mark Stewart/Camera Press/アフロ
「『アレキサンダー・マックイーン』は、女性デザイナーのサラ・バートンが手掛けているのもポイントです。キャサリン妃が選ぶのはたいていが女性デザイナーのブランド。 “女性目線の女性らしさ”を重要視されているのが、同性から共感される理由なのでしょう」(にしぐちさん)
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