時々は“ジャンクディ”と称して、皆で食べたいものを食べ、好きなことをただひたすらするという1日を過ごすことも。
とある冬の週末、家族でアメリカのテレビシリーズ『LOST』を金曜日の夜から日曜日の夜まで、どこにも出かけずにパジャマのまま観続ける、といったちょっとびっくりするような、破茶滅茶なことも多々ありました。
子供たちが小学生の頃、インドネシアの島でのこと。地元の漁師さんの小さな船に乗って朝の4時から海に出て、ライフジャケットもつけずに 2mはゆうにある波と波の間でカツオ釣りをしたことも。
今思えば、自分がやりたいということは、かなり危険なこともやらせたと思います。
高校生にもなると、母としてできることは的確なアドバイスを与えること。
2人ともアメリカの大学に進学することにしていたので、SATの成績が良くないといけません。
テストのテクニックを教えてもらえるチューターをつけ、さらに、アメリカの大学に進学するために必要な、自分をプレゼンテーションするためのエッセイの書き方を教えてくれるチューターもつけました。
子供の進学も、いかに無駄のないマネージメントで、正しい情報とそれに合った最良の手段を選んであげられるか、でした。
おかげさまで、2人とも自分に合った大学を卒業しました。
長男はニューヨークで今一番注目されているメディアの会社Viceで4年間働き、昨年暮れからはSpotifyでコーポレート・ファイナンス・アナリストとして勤務しています。
次男はアディダスのビジネス・ストラテジーの部署に就職。
それぞれ一生懸命働いているようです。
高校を卒業した時と大学を卒業した時には、それぞれから感謝の手紙をもらいました。
それには必ず、「かなり変わった母だったけど、もし自分で母を選べるとしたらやっぱりママを選びます」と書かれていました。
もちろん、私は物質的にも経済的にも恵まれた環境でしたが、その中でも無駄のない子育てを推進してきたつもりです。
前回記事「食器もキッチン用品も「必要なものだけ」を揃える」はこちら>>
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