精神に影響を及ぼすくらいひどいパワハラを受けた、それでも会社を辞めたくないときはどうすれば良いのでしょう? 7年前に夫である流通ジャーナリストの金子哲雄氏を亡くし、現在、終活ジャーナリストとして活動されている金子稚子さんは、「時は金なり」ではなく「時は命なり」という助言をくださいました。

katsukoさんからの質問

Q. 上司のパワハラがひどいが、会社を辞めたくはありません。
 

上司(45歳男性)に、入社した当初からパワハラまがいな態度をとられてきました。業務の多い日に、ネットで購入した私物を受け取りに行かされたり、エレベーターの乗り降りの際にわざとボタンを押して挟まれるように仕向けられたり、他部署から指摘された上司自身のミスを指摘すると怒鳴られたり……。前任者は、業務を全て押し付けられるのが嫌で辞めています。しかし、忙しいのは私(女一人で一番下)のポジションだけで、他の人は毎日ボ~ッと過ごすだけです。

最近人事考課制度が変わり、上司は役員からボロクソに注意を受けたようで、一見態度を改めたようですが、人目に付かないところで無視をされたり、1人だけ連絡事項を伝えてもらえなかったり、私の仕事を後回しにされたりしています。この5年間、仕事はミスなく、早く終わらせる努力もしてきました。今年新入社員も入ってきたので、嫌な過去を封印して接してきましたが、最近は上司に嫌な態度を取られると辞めたくなる程にストレスを感じます。不妊治療をしているのですが、ストレスのせいかホルモン値が乱れ、治療に悪影響も出ています。でも辞めるのは悔しいです。こんな上司にどのように接すればいいのでしょうか。上司の上の役員(33歳)は、世間知らずで全社員から避けられているような人で、相談できません。(43歳)
 


終活ジャーナリスト 金子稚子さんの回答

A. 時は命なり。自分にとって今一番大事なことに時間をかけてください。

33歳の下で働く45歳の上司。それは鬱憤が溜まっているでしょうね。その鬱憤がkatsukoさんに向かっているだけで、katsukoさんに非はないと思いました。

しかしお悩みを読ませていただいて思ったことは、「なぜ会社を辞めたくないのか?」ということです。まずはここをハッキリさせることが大切ではないかと思うのです。

 
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