私は恋愛コラムも書いているのですが、そこに寄せられるお悩みで「出会いがない」に続いて多いのが、「別れた彼との復縁」についての相談なのです。
通常、恋愛マニュアルなどでは「一度別れたのには理由があるはずだからヨリを戻してもまた同じ理由で別れるだけ」などというのが復縁に対する見解となっているようですが、実は一度別れた相手とやり直して結婚した夫婦というのも、わりと見かけるもの。
それでですね、今回は、世界で最も有名な「一度別れた後に幸せな結婚をしたカップル」、キャサリン妃とウィリアム王子の復縁について書いてみたいと思います。
セント・アンドルーズ大学時代に出会って、ルームシェア仲間から恋人に発展したふたりは、実は結婚に至るまでに2度も別れを経験しています。最近の報道によれば、それも毎回、ウィリアム王子の都合によるものだとか。
ふたりの交際が公になったのは2004年のことですが、同じ年の夏に、ウィリアム王子は大学卒業が近づいていたこともあり、交際に対して息苦しさを感じて「ひとりになりたい」という気持ちに。そこで一旦、キャサリン妃と距離を置くことにして、悪友とともに“ボーイズ・オンリー”のギリシャでのクルーズ旅行にひと夏出かけたのです。
このとき、キャサリン妃は「あのクルーズで、船のクルーが全員女の子だったとしても驚かないわ」という気持ちだったようで、自身はバークシャーで家族と過ごし、その年のクリスマスまで、ふたりは一緒に過ごすことがありませんでした。つまり、大学時代すでに、約半年も離れていた時期があったのですね。
その後、再び付き合ったふたりは、有名な2007年の破局を経験します。
このときは、仕事中のキャサリン妃にウィリアム王子が電話をかけて別れを告げました。(以前の報道では、キャサリン妃が女遊びをやめないウィリアム王子に見切りをつけたと言われていました)
仕事中に別れの電話って……! いちばんやっちゃダメなやつ(涙)!!
ウィリアム王子と別れたくなかったキャサリン妃が理由を聞くと、「僕にはできないんだ……この関係は上手くいかない。君に対してフェアじゃない」と言われたそう。
ふたりの婚約会見のとき、このときのことを振り返って、キャサリン妃はこう語っています。
「あのときは別れを幸せとは感じられなかったわ。だけど、別れたことで私は強い人間になれたの。今まで気づかなかった自分に気づく時間が持てたしね。若いと恋愛のことばっかりに集中しちゃうしね。あのときはそう思えなかったけど、今考えれば、別れていた時期は、とても有意義な時間だったと思うわ」
そしてウィリアム王子も、「あれは僕たちにとって、どうするべきか考えるのと、お互いに成長するために必要なものだったんだ。あのときに距離を置いたことが、ふたりの関係を上手く行かせたんだと思う」と。
この破局期間中、ウィリアム王子はさまざまな女性たちとイチャついているところをパパラッチされ、クラブで上半身裸で踊って「俺は自由だ!」と叫んでいるところまで目撃されていました。
けれど破局から6週間後には、ウィリアム王子が所属する陸軍士官学校のパーティにキャサリン妃が現れ、ふたりは復縁したと言われています。
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