子供がいる人といない人。時としてその違いが原因で、関係性に溝ができてしまうこともあります。7年前に夫である流通ジャーナリストの金子哲雄氏を亡くし、現在、終活ジャーナリストとして活動されている金子稚子さんが、大人になってからの友人関係の築き方のコツについてお話してくれました。
yacosoさんからの質問
Q. 子どもがいないため、同年代の親友との付き合いに難しさを感じています。
結婚13年目、40代前半の専業主婦です。子どもはおりません。数年前に病気治療に専念するため仕事を辞めました。会社役員の夫と愛犬と暮らしており、経済的にも余裕があり、平凡ですが幸せな毎日に感謝しながら暮らしています。
結婚を機に地元を離れましたが、地元の友達以外に腹を割ってつきあえる友人がいません。しかも地元は気軽に帰れる場所ではなく、同年代の友達は皆子育ての真っ最中。私は積極的に誘う方ですが、友達が自分とは異なる時間軸で生活しているため誘っても断られてしまうことが多く、孤独を感じています。会っても子どもの話題になって入れなかったり、友人と2人で会うつもりが相手は子どもを当たり前のように連れてきたり。子どもが私に会いたがっているからと、子どもを軸にした付き合いになってきてしまいました。
同年代の大人の女性同士の関係を深める機会がほぼゼロであることが、とても寂しく感じます。今はひとりの時間を楽しむべきでしょうか? 考え方や価値観が明らかに違っていても、ライフスタイルの似ている友人と割り切って楽しむ方がいいのでしょうか? それとも断られることを前提にしても会いたい人に会おうとする方がいいのか? 変化する友人関係の上手な受け止め方のヒントがほしいです。
終活ジャーナリスト 金子稚子さんの回答
A. 年齢や立場にこだわらず自分が心を開いていけば、親友はきっと見つかるはずです。
yacosoさんと同じようなお話を、同世代の友人から聞いたことがあります。彼女は明るくて親しみやすい女性なのですが、実は孤独だと言うのです。どこにいても、誰といても、「合わない」と……。でも私は、合う人は必ずいると思っています。そのためにはどうしたらいいか、ご一緒に考えていきましょう。
yacosoさんは“同年代の友人”にこだわっていらっしゃいますよね。でもあまり年齢は気にしなくて良いのではないかと思います。yacosoさんは現在40代とのことですが、80代でもすごく若い方もいらっしゃいますし、20代でも「大人だな〜」と思う方もいらっしゃいます。何より、年齢を重ねれば重ねるほど年の差というのは関係なくなってくるもの。まずは、年齢や立場にこだわらない視点を持つことが必要なのではないか、と感じました。
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