よく耳にする「痩せたい部分があるなら隠さずとにかく出すことが大切!」とはよく言ったもので、その正反対の生活をこの1年くらい続けてきた私は、徐々に徐々に、気づけばまんまと肥えていた。

全然分からない!というお叱りの声が聞こえてきそうではあるけれど、それはうまくカモフラージュ、または撮影の時だけ一瞬減量できているだけ。実際は、太って痩せてを繰り返し、日頃から上下しやすい体重ということを鑑みても平均値が確実に3キロ増、いやもっとかもしれない・・・。

カモフラージュが叶うようになったのは、もう5年以上週一で通い続けているトレーニングのおかげ。全体がボリュームアップしても、筋肉の筋が影を作ってなんとなく引き締まって見えるんです。やはり継続は力なり!

理由はザッと思い当たるものだけでもいくつか。
大好きなマキシのロングばかり毎日穿きまくり、去年の春前に腰の骨を怪我したことをきっかけに定番だったヒールもしばらくご無沙汰、そしてその少し前、減量をしすぎた時に顔がこけて老けて見える!と感じたことも脳裏にやきついていて、少しくらいふっくらしている方がいいかも、と思ったことも私の気持ちを緩ませていたかもしれない。

まだ見た目がカモフラージュできているならいいかと思っているうち、元々浮腫みやすい身体がさらに浮腫みやすくなり、いつも全体的に重く感じて頭が冴えない。
冴えないということは仕事が効率的に回らず、そのストレスで肌も調子が安定せず、手持ちの服を着てもこれまでとどこかシルエットが違って見えてワクワクしないから、人前にも出たくなくなる。
そんなこんなで街を歩く距離が減ると、運動量がさらに減ってしまう…。
そんなスパイラルからいつの間にか抜け出せなくなってしまっていた。

見た目がどうか、ということ以前に、自分自身が日々心地よくない、ということは重大な問題だ。

さすがにこの負のスパイラルはまずい、この重い気持ちのまま大好きな夏を越したくない!と、先月遂に一念発起することに。

 
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