昨年9月からはじめた「オトナのための性教育」特集。36回目の今日は、小島慶子さんと桐朋小学校で「生と性の授業」を実践している星野俊樹先生による対談記事2回目『家庭でできる性教育「隠れたカリキュラム」とは?』を公開しました。
性教育特集をスタートする前に、デリケートゾーン特集をやったときに、なんでこんなに大事なことを知らなかったんだろうという発見がそこでまずひとつ。その後、オトナのための性教育特集がスタートしたのですが、セックスレスや婚外恋愛について、また現在のインターネット社会において性情報のシャワーを遅かれ早かれ浴びる子どもたちへの性教育についてなど、編集部と担当ライターの関心は多方面に及び、今に至ります。
性教育というと子どもと子どもを持つ母親向けのように思うかもしれません。でも子どもの頃に家庭でも学校でもほとんどまともに性教育やジェンダー教育を受けてこなかった、私を含む多くのご婦人にとって、それは初耳です…ということが多いのが事実なはず(笑)。
ちなみに言うと、この特集を通じて、世の中からセックスレスを無くしたい!とか思っているわけじゃないです(笑)。それは個人の自由ですから。でもセックスレスについて考えていくと、自分のなかにもあるジェンダーへの偏見とかそれ以前の生きづらさの問題とか、いろんなことを考えさせられるんですよね。
自己肯定感・幸福感を育てること。異質な他者を認めて尊重すること。
そんな基本的なことを学びなおす場として広義の「性教育」特集に、私はとても可能性を感じています。
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