こんにちは。今週はお盆休みの人も多く、ミモレ編集部のある女性誌のフロアもとても静かです。私も飛び石でお休み&早めに帰って、観たかった映画を見たり、久しぶりの友人とごはんの約束をしたりしています。
久々の人や仕事関係の人とごはんに行くと「最近読んで面白かった本教えて」と聞かれることが多くなりました。このブログや、インスタ読書会の影響でしょうか。いろんな方に読んでもらってると思うと励みになります。
今は聞いた本をすぐAmazonで探してポチったら翌日には届いたりするからすごいですよね。先日、友人に紹介してもらい、すぐにポチったのがこちら。

わたしには きらいなひとがいる。
なんにんか、いる。
という書き出しで始まるこちらの絵本。
主人公の女の子が、乱暴な男の子や自分のことを叱る大人たちにネガティブな気持ちをつのらせた時、それを発散させるために、何をするかっていう話です。
その人がいやなめにあうことを妄想する、違うことに集中する、ご褒美を考える・・・などなど、「いやな気持ちをどうするか会議」が開かれます。
あの人がころべばいいのに、っていう気持ちは何才くらいから醸成されるんでしょうかねぇ。自分の幼稚園くらいの頃にもあった気がします。
以前に中野信子先生の『シャーデンフロイデ』という本をご紹介しました。

このシャーデンフロイデ=「うまくいっている人が失敗するとザマアミロと思う気持ち」「目立っている人を引きずり下ろしたいと思う気持ち」は、人間の脳の仕組みとして備わっているそうで。集団を乱す人に制裁を加えなきゃという衝動は幼い子にもあるのでしょうね。
そうじをサボる、順番を守らない、先生に自分だけアピールする・・・とか、そういうフリーダムな子に対して、めちゃめちゃイライラする子だったなあ、と思い出す方も、お子さんの強すぎる正義感が心配、という方もいらっしゃるかもしれません。
「あの人きらい」と思ったり、許せないとイライラしたりすること自体は「悪いこと」じゃない。封じ込めたり、自分に嘘をついたりするクセがついてしまうほうがよくないかもしれない、、、。
万人を愛せよ、みんな仲良く!
というほうが嘘なのです。だって脳はそうできてないのですから。
そしたらやっぱり「いやな気持ちをどうするか会議」を毎回開くしかありませんね。一生、開催され続ける会議。前回の議事録を誰も取ってないから、またイチからやないかーーい! 前回もこの話してたよね? ってどこかの会議と一緒ですね。あれ。
たまには絵本をゆっくり読むのもいいなと思いました。絵も可愛いので何度も見ちゃいます。
ではではまた〜。
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