こんにちは!
ニューヨークのスーパーからの帰り道、レジ袋が破れて水やらビールやら歯磨き粉やらをかの五番街にばらまき、腕いっぱいにそれらを抱えてホテルまで戻った太田でございます(恥)。アメリカのレジ袋はとっても薄いです。エコバッグは忘れずに……!

 

さて、今日はニューヨークの最先端地区ブルックリンについてお話しいたします。今回、半日案内を現地在住の安部さんにトラベロコを通じてお願いしました。「どんなところに行ってみたいですか?」と尋ねられ答えたのは、「歴史が感じられて、そこに住む人々の様子も見られて、さらにブルックリンらしい最先端も見られる場所」(←欲張り)。

ニューヨークの最新ホテル事情。キーワードは「サステナビリティ」!【『母とヨーロッパへ行く』番外編】_img0
ブルックリンハイツの古い建物を利用した高級アパートメント。通りにはブラウンストーンと緑豊かな並木が続きます。映画のロケでもよく使われるそう。


安部さんが連れて行ってくれたのは、ブルックリンハイツというイースト・リバー沿いに広がる高級住宅地。こちらは、ニューヨーク市が初めて歴史保存地区に指定した場所で、南北戦争以前の建物も多く残っています。『ブルックリン』のようにニューヨークを舞台とした映画のシーンでもよくみられるような、古い重厚なブラウンストーンの建物が続きます。

過去にはオードリー・ヘップバーンが主演したかの有名な映画『ティファニーで朝食を』の原作者、作家トルーマン・カポーティや、英文学科の大学生だった頃によく読んだ劇作家のアーサー・ミラーとその妻だったマリリン・モンローなども住人だったそう。モンローって、もっときらきらとしたマンハッタンのど真ん中に住んでいそうだけれど、アーサー・ミラーを選んだ本当の彼女は聡明で繊細で、まさにブルックリンハイツのイメージがあっていたのだろうなあ。

安部さんが、「セントラルパーク沿いのアッパーイーストサイドは、想像もできないお金持ちが住んでいて、ブルックリンハイツは想像できるお金持ちが住んでいる」と教えてくれました。大体、スタジオタイプのワンルームで家賃が2500ドルから3000ドルくらいだそう。まあ、十分高いですけどね。

ランチに連れて行ってもらったのは、ブルックリンハイツ・プロムナードというイースト・リバーに沿って作られた遊歩道沿いにあるホテル「1ホテル ブルックリンブリッジ」

ニューヨークの最新ホテル事情。キーワードは「サステナビリティ」!【『母とヨーロッパへ行く』番外編】_img1
1ホテルのレストラン「the Osprey」。テラス席には地元の人たちも食事に来ています。最先端だけれど地元の様々な年齢層からも支持されているようです。

こちらは、ニューヨーク最先端のホテルのひとつだそうです。でも、行ってみて「あれ?」と思いました。木を多用していて建物のデザインが柔らかいのです。最先端なんだよね? もっと、斬新で尖ったようなデザインではないの? ほら、東京オリンピックで新国立競技場のデザインで話題になったザハ・ハディド氏のように……。実はこちらのホテルの建物や家具は、災害などで出た廃材を多く利用してつくられているのだそうです。

 
  • 1
  • 2