洋菓子を作ったことはあるけど、和菓子は家で作るイメージがない、という人は多いのではないでしょうか。それに、あんをいちから作るのは大変! でもそんな和菓子も、市販のあんを使う&コツさえつかめば、そんなにむずかしくないんです。「3分クッキング」でも人気の和菓子ユニット・ユイミコ(小坂歩美、大森慶子)の、道具なしで作れるレシピをご紹介します。


おしゃれな二色の芋きんつばに挑戦!

 

ユイミコの作る和菓子は、伝統的で基本的なものをベースにし、ほんの少し自分たちの好きなカラーを加えて、今の時代に無理なくなじむもの。ちょっと地味なイメージのきんつばですが、カラフルな色のあんで作って組み合わせるとぐっとあか抜けた雰囲気になります。

 材料(各色4×4㎝のもの6個分)


きんつば生地
白玉粉 … 10g
水 … 80g
上白糖 … 15g
薄力粉 … 50g

芋あん
さつま芋(金時または紫芋) … 200g
上白糖 … 40g
白こしあん … 120g
水 … 50g 
サラダ油 … 適量

■日持ち  常温で3~4日(夏場は冷蔵庫で保存)。冷凍保存可。
■下準備  生地の上白糖と薄力粉は合わせる。

 芋あんを作る 


1 金時、紫芋ともに作り方は同じ。芋は皮をむいて輪切りにし、水に10分つけてあくを抜く。蒸気が上がった蒸し器に入れ、弱火で柔らかくなるまで20分ほど蒸す。温かいうちに裏ごす。
2 鍋に1と残りの材料を入れ、弱火にかけて練る。木べらですくって落とすと、山に積もる固さになるまで練る。火からおろし、まな板の上に少量ずつ取って冷ます。
3 芋あんはそれぞれ6等分して、四角く形を整える。

 

 きんつば生地を作る 


4 ボウルに白玉粉を入れ、分量の水を少しずつ加え、泡立て器でよく混ぜる。

 

5 なめらかになったら上白糖と薄力粉を一緒にふるい入れ、泡立て器でよく混ぜる。

 

 焼く 


6 フライパンを中火で熱してごく少量のサラダ油を入れ、キッチンペーパーでふき取るようになじませる。
7 芋あんの一面に5をつけて、フライパンに並べ、弱火で焼く。乾いたら次の面に5をつけ、全面を焼く。焼き色をつけないように注意。オーブンシートを敷いた網にのせて冷ます。

 

 完成! 

 


おもたせには

 

冷めたら1個ずつペーパーで包んで、小さなのし紙をかけて。

ユイミコ

小坂歩美、大森慶子の和菓子ユニット。東京製菓学校で出会う。2005年に卒業後はそれぞれ和菓子店に勤務し、経験を積む。2008年に「ユイミコ」としての活動を開始し、季節を感じる和菓子をカジュアルに楽しむワークショップを都内中心に各地で開催。初心者でも上手に作れる、ていねいな指導で評判に。自身のアトリエや NHK 文化センターなどのワークショップでも予約が取りづらく、リピーターが後を絶たない。著者に『かわいい和菓子』、『ユイミコ謹製抜き型つき はじめての和菓子』(ともに講談社)がある。テレビでは「スッキリ !」「ひるまえほっと」「カンブリア宮殿」などに出演。 instagram「@cawaii_wagashi」のフォロワーは約1万6千人に上り、アジアでも注目されている。http://www.yuimico.com/

 

『道具なしで始められる かわいい和菓子』著者 ユイミコ


教室の予約がとれない和菓子ユニット・ユイミコの市販のあんでラクチン和菓子レシピ公開!

「3分クッキング」「きょうの料理」、「news every.」、「NEWS ZERO」などテレビでも大反響! 予約殺到の和菓子教室を開催している、ユイミコの著書。和菓子の入門書として支持され、ロングセラーに。 市販のこしあんを使うから、練りきりも短時間で完成。一般的な調理器具で作れる和菓子もいっぱい。練りきりに使う道具も、丸棒は先の丸い割り箸、三角べらは細いゴムべらなどで代用可能。大切な人への手みやげにどうぞ。

『道具なしで始められる かわいい和菓子』のほか、料理、ファッション、ダイエット・美容など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

写真/三村健二
構成/生活文化チーム

出典元:https://kurashinohon.jp/1126.html

第2回「インスタで大人気! ユイミコの家庭で作るかわいい和菓子②」は10月5日公開予定です。