雅子さまに想いを寄せる皇太子さまが選んだ初デートの場所
「『殿下は雅子さんがお好きなのかな』瞬間的にそう思いました」
「小和田雅子さんに初めてお会いしたとき、ピーンとくるものがありました。なにしろ、お二人とも国際経験が豊富。しかもお二人とも相手をたてる方で、話されているご様子もピッタリと息が合って、まさにベストカップルという雰囲気でした。
今、開かれた皇室のあり方や皇室外交の大切さなどあらゆる点から見て、お妃になるべき方がなられたなぁ、というのが率直な感想です」
のちに、浩宮さまのご学友である賀陽(かや)正憲さんはこう語っています。
賀陽さんは、浩宮さまとは学習院初等科から大学までご一緒の間がらです。旧華族の賀陽宮(かやのみや)家の一族で、学習院常磐会(ときわかい)前会長の賀陽敏子さんの孫でもあります。
その賀陽正憲さんが雅子さんと同席したのは、同じ年の10月24日の夜、東宮御所(今の赤坂御所)でした。
「殿下(浩宮さま)から侍従を通して茶会の誘いがあり、東宮御所に参ったら、そこに小和田(雅子)さんがいらっしゃったのです。殿下からのご招待は数カ月に1回くらいありますが、いつもはもっと大人数で、(招かれたのが)2人というのは初めての体験でした。
瞬間的に、『殿下は小和田さんをかなりお好きなのかな。わたしはこの座を盛り上げ、明るくするために呼ばれたのではないか』と思いました」
賀陽さんはきれいな大水槽のある応接間に通され、雅子さんをはさんで向かい合うように座りました。このため、お二人の表情や様子がよく見えたといいます。
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