スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
私、ずっと長財布派です。お札を折るのに抵抗があるのと、持ち歩くカードや領収書が多いので。
年末に気持ちが浮き立つのか、ここ2年連続で、年末に財布をなくしてしまい、(残念ながら出てこないんです)そのタイミングで買い替えていました。
今年は(なくす前)に、ずっと探していた3つ折り財布に出会ったので、思い切って新調しました。おそらく、今持っている長財布と、用途や持つバッグによって使い分けるのかな、と思っていますが――。
手に入れたのは、ヴァレクストラの「3つ折り財布」。以前、食事の後の帰宅途中に、買ったばかりのヴァレクストラの長財布を落としてしまった後の、再びのご縁でした。
ロゴが目立たない。職人さんが工程の多くを手作業で仕上げてくれる。糸ほつれや、コバと言われるエッジの部分の削れ、なども、修理してくれる――決め手はいくつもありました。例のなくした長財布は、ミッドタウンのストアで購入したのですが、10か月後くらいに、「メンテナンスが必要でしたらいつでも」とお電話を頂き。実は紛失してしまったことをお伝えし、一緒に悲しんでくださった、なんていう経緯もありました。
小さな小さなバッグにも入るし。もしかしたら海外にも良いなあ、と思っています。ポイントカードは極力もたないように。クレジットカードも数を絞って。領収書はたまってしまう前に、どこかに収納。というように、お財布の中の風通しも(あ、お金がたくさん出て行ってしまうのは困る)良くなるからgood ideaだったな、と思いました♡
ちょうど店を訪れたとき、ミッドタウンのお店では、キプロス生まれの家具デザイナー、マイケル・アナスタシアデスが、ヴァレクストラとのコラボレーションしたバッグのプレゼンテーションが! 彼の代表的な作品である、チューブ(管)のライトを、バッグ上部のバーにデザインニングしたバッグは、着物にも合いそうな「佇まいの美しさ」。少し長めのストラップは、だらりと垂れ下らないようにマグネット付き。例えば椅子の上に置いたときも、美しい曲線を描いてバッグのサイドに収まるように。な、なんて素敵な。来年春夏の新作も一緒に見られる、このポップアップは今月の14日まで@東京ミッドタウン店。
お伺いしたときは、時間がなかったのでバタバタと帰ってきてしまいましたが、また行ってみよう。
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