「教官を超える飛行機モノのドラマにしたい」と吉田鋼太郎
このキャスト発表以降、議論は重苦しい雰囲気になりがちですが、本来「真剣に追求した馬鹿馬鹿しさの良さ」が『おっさんずラブ』の持ち味です。今回の舞台は“空”。航空会社『Peach』の撮影協力のもと、航空業界で生きる機長やCA、副操縦士、整備士といったおっさんたちが恋をしまくります。前作の舞台だった「天空不動産」から今度は恋の現場を「空」に仕立ててしまう軽いノリも『おっさんずラブ』らしさと捉えると楽しめます。
一緒に作り上げていくスタッフは貴島 彩理(テレビ朝日)プロデューサーをはじめ、これまでと同じ顔触れが並びます。田中は「スタッフが優秀なチームなので、このメンバーで同じようにこの作品を作れたら新しい『おっさんずラブ』として、また何かが起きるんじゃないかなって思っています。本当に楽しみしかないです!」と期待の言葉を口にしています。吉田もまた「同じ人たちが別の世界に住んでいるというか…パラレルワールドっていうのかな。早く新しい世界に飛び込んで、浸ってみたいなとワクワクしています」と、おっさんらしい柔軟性あるコメントです。
さらに吉田のこのコメントからは、田中、戸次、千葉と絡んだアドリブ合戦に期待は高まるばかり。「今回は、舞台が地上から空になるので、とてもスケールが大きくなるんだろうなと思っています。一世を風靡した風間杜夫さんに負けないように…教官を超える飛行機モノのドラマにしたいです(笑)」。
クランクインを迎え、今後、キャスト陣から実際の現場の様子も語る場面が増えるでしょう。新シリーズも、馬鹿馬鹿しいほどに単純明快で、ラブに溢れたドラマであることに期待します。
<作品情報>
土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』
11月2日スタート 毎週土曜 よる11時15分放送 テレビ朝日系列
脚本:徳尾 浩司
演出:瑠東 東一郎、Yuki Saito、山本 大輔
音楽:河野 伸
出演:田中 圭、吉田 鋼太郎、千葉 雄大、戸次 重幸、佐津川 愛美、MEGUMI、正名 僕蔵、木﨑 ゆりあ、片岡 京子、鈴鹿 央士
メディアジャーナリスト 長谷川 朋子
1975年生まれ。国内外のドラマ、バラエティー、ドキュメンタリー番組制作事情を解説する記事多数執筆。カンヌのテレビ見本市に年2回10年ほど足しげく通いつつ、ふだんは猫と娘とひっそり暮らしてます。
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文筆家 長谷川 町蔵
1968年生まれ。東京都町田市出身。アメリカの映画や音楽の紹介、小説執筆まで色々やっているライター。著書に『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』(洋泉社)、『聴くシネマ×観るロック』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、共著に『ヤング・アダルトU.S.A.』(DU BOOKS)、『文化系のためのヒップホップ入門1&2』(アルテスパブリッシング)など。
ライター 横川 良明
1983年生まれ。大阪府出身。テレビドラマから映画、演劇までエンタメに関するインタビュー、コラムを幅広く手がける。人生で最も強く影響を受けた作品は、テレビドラマ『未成年』。
メディアジャーナリスト 長谷川 朋子
1975年生まれ。国内外のドラマ、バラエティー、ドキュメンタリー番組制作事情を解説する記事多数執筆。カンヌのテレビ見本市に年2回10年ほど足しげく通いつつ、ふだんは猫と娘とひっそり暮らしてます。
ライター 須永 貴子
2019年の年女。群馬で生まれ育ち、大学進学を機に上京。いくつかの職を転々とした後にライターとなり、俳優、アイドル、芸人、スタッフなどへのインタビューや作品レビューなどを執筆して早20年。近年はホラーやミステリー、サスペンスを偏愛する傾向にあり。
ライター 西澤 千央
1976年生まれ。文春オンライン、Quick Japan、日刊サイゾーなどで執筆。ベイスターズとビールとねこがすき。
ライター・編集者 小泉なつみ
1983年生まれ、東京都出身。TV番組制作会社、映画系出版社を経てフリーランス。好きな言葉は「タイムセール」「生(ビール)」。
ライター 木俣 冬
テレビドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書に、講談社現代新書『みんなの朝ドラ』をはじめ、『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』ほか。企画、構成した本に、蜷川幸雄『身体的物語論』など。『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』『連続テレビ小説 なつぞら上』などドラマや映画のノベライズも多数手がける。エキレビ!で毎日朝ドラレビューを休まず連載中。
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映画ライター 細谷 美香
1972年生まれ。情報誌の編集者を経て、フリーライターに。『Marisol』(集英社)『大人のおしゃれ手帖』(宝島社)をはじめとする女性誌や毎日新聞などを中心に、映画紹介やインタビューを担当しています。