シリーズ6作目も好調な滑り出し『ドクターX ~外科医・大門未知子~』©テレビ朝日

2019年秋ドラマが出揃いました。トップを走るのは 『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日/木曜 後9:00)シリーズ6。初回は視聴率20%超えで、2年ぶりの復帰戦も米倉涼子演じるフリーランスの天才外科医・大門未知子は失敗しません。また高視聴率枠の日曜劇場新作『グランメゾン東京』(TBS/日曜 後9:00)は木村拓哉を主演に迎えて、今後の伸びが気になるところ。伸び率の高さでは高畑充希主演の『同期のサクラ』も期待度大。注目の秋ドラマの前半戦を振り返ります。 

 


初回視聴率は20.3%!好スタートの『ドクターX ~外科医・大門未知子~』

新作では新キャラクターとの対決も見もの。『ドクターX ~外科医・大門未知子~』©テレビ朝日

米倉涼子演じる、ハイヒールに白衣、自由で力強い大門未知子が木曜夜に戻り、『ドクターX~外科医・大門未知子~』は好調スタートを切っています。未知子が所属する「神原名医紹介所」の仲間を演じる内田有紀(城之内博美)や岸部一徳(神原晶)をはじめ、「東帝大」医局の西田敏行(蛭間重勝)も健在、そして医局の“御意軍団”である遠藤憲一(海老名敬)や勝村政信(加地秀樹)といった常連メンバーが再集結。シリーズ5で離れた中園ミホ脚本も復活し、シリーズ1から支えて続けているファン納得の『ドクターX』新作が展開されています。

さらに、市村正規、ユースケ・サンタマリア、武田真治、清水ミチコ、藤森慎吾らが演じる個性的な新レギュラーの面々も加わりました。未知子が新キャラたちとどう対峙していくのか…そんなキャラクター対戦が味わえるのも『ドクターX』の醍醐味です。

初回視聴率は20.3%。今年放送された民放の連続ドラマの中で、初の20%の大台を記録しました。『ドクターX』は2013年の第2シーズンから2017年の第5シリーズまで、すべて平均視聴率20%以上と、驚異的な高水準を保つドラマです。民放ドラマ全体の数字が下がる傾向にあるなかでも、平均20%以上は必須条件にあるでしょう。「失敗しないので」を死守するためのハイレベルな戦いが引き続き課せられています。

 
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