下手すれば家庭の危機も招きかねない“家事の分担”問題。夫が何もしてくれない場合、妻はどうやってそのストレスを回避したらいいのか……。夫たちが理解できない“妻の理不尽な行動のワケ”を記した著書『妻のトリセツ』が40万部超のベストセラーに。また待望の続刊『夫のトリセツ』も大反響を呼んでいる脳科学コメンテーターの黒川伊保子さんが、面白いアドバイスをくれました!

 

Whiteさんからの質問

Q. 家のことに非協力的な夫に嫌気がさしていますが、絆を深めて老後を過ごしたい、という思いも捨てきれません。


これまで私は、仕事と家庭を切り盛りしながら何とか2人の子供を育ててきました。夫は、本人なりにやっているつもりのようですが、私から見れば全てにおいて非協力的です。夫だけが自分の好きなペースで生活し、子供のいる生活パターンに合わせようとしないことが長年の不満です。

家の中は私が両立しやすいような仕組みができあがっており、正直、経済面も含め夫がいなくても生活していけます。夫には協力して欲しいこと、私が望む家族の形など何度も伝えてきました。しかし夫の行動が変わるのは話し合いをした後の数日のみで、結局忘れてしまうのか、彼だけが自分のペースで過ごしています。家族でいる意味が私には感じられないのです。週に一度程度しか家族揃って食卓を囲むことがなく、淋しい思いをしてきました。ここ数年、私の仕事がさらに忙しくなっていることや、40代になり自分の体力が落ちていることなどもあり、心身の疲労が強くなってきました。夫に期待や関心を寄せることそのものがストレスに感じられます。一方で、夫婦として支え合い、絆を強めて老後を過ごしたいという思いが捨てきれません。あと数年で子供は親元を離れていきます。離婚も頭をよぎりますが、そこに費やすエネルギーも今はありません。

今は夫が話しかけてきても無視してしまい、目を合わせようともしない自分がいます。このような気持ちのまま悶々と日々を過ごしている自分が許せずにいます。どのように気持ちに折り合いをつけて生活していけばよいのか、アドバイスをお願いいたします。(45歳)


黒川伊保子さんの回答

A. 自分の行動の逐一を、楽しく伝える“キャンペーン”を展開して。


捨てても捨てなくても変わらないのなら、もうしばらくキープしておいてみたら? 不思議なことに、年を取ってくると、案外役に立つものです。

夫の非協力に腹が立つのは、本当によくわかります。私の夫も40代は最悪でした。家庭内の突発事象を「社内ミーティングがあるから」と言って、「社運を賭けたプレゼンがある」私に押し付けるくせに(私はそのたびに、自分の会社の未来を半ば諦めました)、自分は37度台の熱でもすぐに休む。家事は、ごみ捨て以外一切やらない。ある日、嫌気がさして離婚を決心した私は、その前に、一度だけ妄想してみることにしました。「自分はシングルマザー。子どもは私だけの子。夫は、ただの気のいい男友達」だと。そう考えてみると、家のローンを払ってくれ、生活費も手伝ってくれ、私が熱を出せばコンビニで何か買って帰ってくれるし、子どもが熱を出したら水枕を作ってくれる。案外、優しいなぁと(笑)。

40代ぐらいの夫というは、自分が忙しくて、妻がデキる人だと、本当に油断をするのです。いつの間にか家事が終わっているので、大したことじゃないような気がしているのだと思います。

 
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