② 極上の京都ステイを約束するパーク ハイアット 京都

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高台寺に隣接し、清水寺へ至る二寧坂に面した、最も京都らしいロケーションにオープンしたパーク ハイアット 京都は、アマンとは対照的な魅力にあふれています。実はこの土地もまた、世界に900店舗を展開するハイアットグループの会長、トム・プリツカー氏が惚れ込み、ホテルの実現までには長い年月を要した特別な地なのです。円熟の庭師が設計した庭園を眺めながら進み、エントランスを入るや、パーク ハイアットテイストにあふれた、洗練の中にほっと心落ち着く空間が広がります。このロビーラウンジを敢えて「ザ リビングルーム」と呼ぶのは、友人の家に招かれたように寛いで過ごしてほしいから、と。ふんだんに木材を使い、暖炉の火がゆらめく空間は、まるでシックな邸宅のようです。なにしろ、パーク ハイアット 京都の客室数は70と、世界のパークハイアットの中でも最少規模。そんなインティメイト(親密)な空間が大きな魅力になっています。

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もう一つ、ここ数年で次々オープンした外資系ホテルに比べて、和のテイストの取り入れ方が圧倒的にこなれていてシックな空間に仕上っていることも、日本人ゲストには嬉しい点。これは、ハイアットホテルを多く手がけるインテリアデザイナー、トニー・チー及び竹中工務店の共同設計による手腕と徹底的なこだわりによるのでしょう。ゲストルームにも、さすがと感心させられる仕掛けがあちらこちらに散りばめられていて、いちいちため息!たとえば、ホテルディレクトリー(館内説明書)が、和紙の和綴じの本だったり、ベッドサイドに置かれた水のコップが400年以上続く錫の工芸品だったり……。また、館内のいたるところに京都出身のアーティストのアートワークが飾られていて、それらをたどって歩くだけでもアート好きにはたまりません。

 

実はこの地は142年の歴史を持つ料亭「山荘 京大和」の所有で、その中に招かれる形でホテルを建てているため、館内を歩くと隣接する茶室や見事な庭園が目を楽しませてくれます。昼食、夕食は「山荘 京大和」の本格京料理を味わうコースもあり、余裕があればぜひお試しを。

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館内の飲食スペースは、カジュアルなオールデイダイニング「KYOTO BISTRO」と、最上階に位置し、八坂の塔を一望にできる鉄板焼き「八坂」、その並びにバー「琥珀」があります。「八坂」ではフランスの星つきレストランで長年修業を積んだ料理長がメニューをクリエイト。鉄板ではありながら、フレンチの要素が随所に織り込まれたコンテンポラリーなお料理が、しかもコース¥18000~いただけるのですから、レストランだけでもぜひ試してみたいものです。食事の前に、暮れなずむ夕陽と塔のコントラストを眺めながら一杯いただけば、なんともロマンチック。「KYOTO BISTRO」は、二寧坂に面していて、通りから直接入れるようになっているのが便利。レストラン内から通りの賑わいが見える、心浮き立つ空間に仕上っています。サラダやパスタ、京都フィッシュアンドチップスなどをシェアしながらいただくのがお薦めです。名物のアップルパイも、お腹に余裕があれば、頼んでみてください。

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立地の便利さ、京都らしさ、上質な空間と、何拍子も揃った「パーク ハイアット 京都」。至極のステイは、京都の旅を何倍にも素晴らしいものにしてくれることでしょう。
 

前回記事「甘いものが苦手の方にもピッタリな塩クッキー3選【食のプロの手土産】」はこちら>>

 
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