スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

来年1月に出版予定の新著の製作が、最終章に入りました。楽しみ楽しみ!

 

編集者として、このキャリアを選んでから、書籍の出版は夢でした。もちろん、仕事の1つとしての目標でもありましたが、実は、亡くなった父方の祖父の夢でもあり。

教育者として生きた祖父。92歳で亡くなるまで、いや、今も私のメンターなんです。亡くなるまで英字新聞を読み、70歳を過ぎてから、北半球一周の旅に出かけた、自由で視野が広い祖父でした。

自費出版で、当時の旅紀行のような本を出したのですが、生前よく言っていました。「出版社から本を出したかったなあ」と。それはいつしか私の夢になり、2009年11月24日、あ、10年前の昨日だ! に最初の本を、講談社から出させて頂いたときは、本当に感慨深いものがありました。

その時と同じ、新鮮でワクワクする気持ちは、
全く薄れることはありません。

ミモレやAMARCをはじめ、ウェブメディアもスピード感があって大好き。アドレナリンがブワッと出ます(笑)。

けれど、ずっと好きなのが、やはり本作り。雑誌ともウェブとも違う、なんだろう、時間が圧倒的にかかる感じが愛おしい♡

たくさんのプロの手を借りて、少しずつ形になっていく様を見ているのもワクワクします。

というわけで、頑張って、仕上げています。あとひと息!

大草 直子

夏前から打ち合わせがスタート。みんな忙しいので、朝ごはんを食べながら打ち合わせも!
撮影初日。台風一過の青空が。ただ、次の日は1日雨。毎日3時起きでした(笑)。
撮影現場には、デリバリーの朝ごはんを用意して頂くことが多いのですが、荒天のため難しく。おにぎりを握っていきました(笑)。
記念の第1冊目の著書♡。「おしゃれの手抜き」講談社です。

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