マネーコラムニストの西山美紀です。

子育て中のアラフォー女性の方は、忙しい毎日ですよね。
「あれもこれもしたい」というよりも、「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と、日々追い立てられているのではないでしょうか。

「マネー」に関してもそれは同じ。
家計簿をつけよう、ポイントを貯めよう、なんとかPayはやるべきだし、アプリのクーポンも要チェック。セールは見逃せないし、あと500円分買えば送料無料!

なんて情報をすべて取り込んでいたら、生活が立ち行かなくなります。

いろいろな情報がある時代。いらないものは上手に捨てて、今やっていることで不要なことはあっさり辞めてしまうこと。そうすれば、自分にとって家族にとって、大切なものだけが残っていくと思うのです。

今回は、先日発売した『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』(WAVE出版)にて、「マネーの『きっちり』を捨てる」を指南した私、西山が、お金について「捨てていいこと・やめていいこと」についてお伝えします。

 

毎日の家計簿よりも、まずは固定費チェック


やることが目の前に次々あらわれるなか、「家計簿をつけなきゃ」と思うと疲弊してしまいます。三日坊主どころか2日と続かない人もいるでしょう。

そういう方は家計簿をこまめにつけようとしないで、まずは「固定費」を確認するのがおすすめです。家賃(または住宅ローン)、電気ガス・水道代、スマホ代、保険代、習い事代、ネットサービス代など、毎月固定で出ていくお金を合計してみてください。

「この金額は、必ず出ていくお金だな」ということがわかれば、残りのお金を大事に使おうという意識が生まれます。

また、そもそも毎月必ず使う必要があるのか、考えるきっかけになります。不要なサービスを解約したり、保険を見直したりと固定費を下げられれば、翌月からその分ゆとりができて、貯蓄や自由に使えるお金が増えるようなります。

 
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