令和を迎え、皇后になられた雅子さま。昨年の即位の礼や祝賀パレードでは、眩いばかりの美しさが世界中で話題になりました。聡明さと語学力、ご自身のキャリアを発揮され、海外からの賓客も細やかなお心遣いでもてなされるなど、精力的にご公務にあたられています。
そのご活躍ぶりに働く女性として母として、敬意や共感を覚えている女性も多いのではないでしょうか?

 

ファッションも雅子さま流です。鮮やかな色からパステルカラーまで、ご公務の内容に合わせた選択。伝統的な着物からエレガントなドレス、マニッシュなジャケット&パンツスタイルまで幅広い着こなし。ご成婚前のキャリア女性らしい颯爽としたスタイルに憧れたことを思い出す読者の方もいることでしょう。

ミモレではご婚約が決まった頃から今までの写真を紐解き、雅子さまのファッションに注目。雅子さまのスタイルには、知性とエレガンス、そして華やかさがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。

 

雅子さまの体調について7月に宮内庁が適応障害と発表、それから4ヶ月後のポートレート。黒のピンストライプのパンツスーツにボルドー色のタートルネックを合わせられ、外務省勤務時代を彷彿とさせるマニッシュなスタイルです。2004年11月17日、東宮御所にて。写真/宮内庁提供

 

2003年12月の入院から丸1年、皇太子さまはじめご家族の支えのなか、療養を続けられる雅子さま。「本格的に公務を再開するのにはまだしばらく時間を要するかもしれませんが、早く元気な姿をお見せすることができますよう、関係者の皆様のお力添えをいただきながら引き続き回復に努めていきたいと存じます」とお誕生日に際し、文書を発表されています。写真/宮内庁提供

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立ち上がった襟などシャープなデザインのジャケットながら、胸元にはかわいらしいうさぎのブローチを。動物好きの雅子さまらしい、チャーミングなワンポイントです。写真すべて/宮内庁提供

キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。

構成/片岡千晶(編集部)