そんな松尾さん宅のキッチンで“増殖中”なのがガラス製のメイソンジャー。買ってきた食材を商品パッケージのまま置くと、さまざまな色や文字を多用したパッケージが視界に入るたび、「もやもや」していた松尾さん夫妻は、食材をメイソンジャーに移し替えることにしたのです。

「塩や砂糖といった調味料から、ナッツや乾物類、梅干しなどをさまざまな大きさのメイソンジャーに入れています。透明のガラスビンなので、中身がひと目でわかりますし、何よりたくさん並んでいてもごちゃごちゃしないところが気に入っています」

シンプルなデザインなので、これなら棚に並べても気になりません。大小のメイソンジャーが混在していても、統一感があります。すぐに真似できそうな手軽さもよさそうです。

それでは、ビンに詰め替えられないうどんやそばなどの麺類、レトルト食品などはどうしているのでしょうか?

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「そういう食材類には、ワインの木箱を使っています。プラスチックの収納ボックスもありますが、温もりのある木の方がいいのと、見た目的にもおしゃれだからです。そこにひとまとめに入れておき、木箱ごと棚の中などに収納しています」

食材のスライサーや摺り器など、使用頻度がそう高くない調理器具も同じくワインの木箱に入れているそう。上部が開いているので取り出しやすいというメリットもあるとか。

「一つにまとめる」「見た目がおしゃれな入れ物を活用する」と、どれも気軽にできるものばかり。バンカーズボックスにメイソンジャー、ワインの木箱を選ぶところに、松尾さん夫妻の選択眼が光ります。

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<著書紹介>
『部屋が片づかない、家事が回らない、人間関係がうまくいかない 暮らしの「もやもや」整理術』

松尾たいこ 著 1400円(税別) 扶桑社

人間関係、仕事、家事など、毎日の暮らしのなかで感じる「もやもや」した感情。これは嫌なことを我慢していたり、抱え込んで、暮らしが滞っているサイン。この「もやもや」という感情を見逃さず、ひとつずつ原因を解消していくことで、確実に生きるのがラクになります!
「八方美人にならなくていい」「仕事は全部自分でやろうとしない」「苦手な家事はハードルを下げる」など、
アーティスト・イラストレーターの松尾たいこさんが、「もやもや」した感情を減らすためにたどり着いた、人づき合いのコツ、SNSとのつきあい方、家事の減らし方、ものの選び方、整え方を紹介。
これからの人生を心地よく生きるためのヒントが満載です。

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アーティスト/イラストレーター 松尾たいこ

広島県生まれ。短大卒業後、約10年の自動車メーカー勤務を経て、32歳だった1995年に上京。セツ・モードセミナーに入学し、98年よりフリーのイラストレーターに。 書籍の装画やCDジャケット、大手企業広告などに作品を提供。ファッションにも造形が広く、幅広い年齢層の女性に人気がある。夫はITジャーナリストの佐々木俊尚。近著に『35歳からわたしが輝くために捨てるもの』(かんき出版)、『クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない! そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと』(扶桑社)など。

(この記事は2018年12月21日時点の情報です)

 
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