19歳のとき、突然路上でベテラン手相家に見出されたという卯野たまごさん。12年間の修行期間――なんと2000人を無料鑑定!――を経て、予約の取れない大人気手相占い師に。すべてを見通してしまう第六感と手相メソッドをもち、なんとマンガまで描けてしまう異色の存在。数々の老若男女の表に出せない深い悩みに寄り添ってきた卯野たまごさんが語る、オンナの人生に不可欠な“手相力”って?

(この記事は2019年3月7日に掲載されたものです)

卯野たまご 小学生の頃から不登校になり引きこもりをしていたが、19歳のときにベテラン占い師(のちに師匠となる“おじい”)にスカウトされて、路上で手相占いを始める。長年の夢だったマンガ家デビューも叶え、現在はマンガ家かつ占い師としても活躍。現在は占いの個別鑑定ではなく、定期的な手相講座を開いて迷える女子たちを日々レクチャー中! 講座案内はツイッターに随時アップ。ツィッター@uno_tamago


手相を学ぶとなぜ直感が磨かれる?


「とにかく手相というものが大好きです」と語る卯野さん。
「じーっと見てたら、手相が突然語り始めるんです(笑)。手相はその人のことを誰よりも想っている存在ですから、“本当はもっとこうしたらいいのに……”“この子、毎日がんばってるんですよ”とかね、語りかけてきます。私は直感型タイプなので、鑑定法も独特なところがありますが、いろんな手相を見るのが好きです。疲れたときは、家にこもってストックしているお気に入りの手相写真を無心に眺めて、癒やされてます」というほどの手相マニアでもある。


「手相は右手が35歳以降の社会的な自分。左手が35歳までの本来の自分を表します。そう思って手の形や肉付き、線の違いをまずは比べてみると面白いですよ。私の手相講座では、まず握手から始めてもらうんですけど、これが大好評。ふだん、あまり他人の手に触れることって少ないので、手触りや質感の違い、大きさや形にハッと気づきがあるんですよね。しかもオキシトシンが出るので、その場ですぐにみんなが仲良くなります」

少人数制の実践型「手相教室」(写真)や大人数もOKの「直感でみる手相講座」etc.手相を学べる会を定期的に開催、そちらも大盛況。「自分の手は見ることはあっても他人の手はなかなか見られないので、この機会にご家族やご友人、恋人など鑑定してみるとよいですね」と卯野さん。最近は女性だけでなく、壮年男性などゲストの幅も広がっているよう。

「手相を入り口にして新しい視点が広がると、だれでも直感は磨かれていくと思うんです。第六感といわれる直感は、いわば筋肉と一緒。使えば使うほど目覚めるし、使うクセがつきます。勘が冴えると悪いものを選ばなくなります。直感=本能。危険を察知するセンサーでもあり、自分自身ですね。“あ、これいいな”“この人ヤバイかも”という直感は浮かんだとしても、なぜそう思うのか掘り下げない人が多いなぁと感じます」

すでに多数の著書を刊行している卯野さん。精神科医・名越康文先生も「まったく新しい潜在能力開発マンガだ」と大絶賛! 手相にも人生にも造詣が深まるのはもちろん、私たちが本来持っている“第六感”を鍛えるきっかけになること間違いなし。手相入門としておすすめなのは、共著『世界初!? スピ力と統計学でダブル鑑定 幸せつかむ「うのなか手相占い」やってます!』(右)、卯野さんが手相家になるまでのビックリ実録『引きこもりがスカウトされて占い師になったら人生が一変した話』(中)、ネガティブ女子7人が卯野さんのアドバイスで幸せをつかむ『いい運気と仲良しになれる! 引き寄せ行動術』(左)。


直感が鈍ると幸せのありかもつかめない


「また、その直感を信じることができないのは、自分自身を信じられないのと同じなんですよね。“これまでこうだったから”という経験値頼みや、幼少時に厳しい両親からの縛りが強かった人ほど、直感は鈍っている傾向にあります。同時に、本当の意味で自分自身を優先するすべをしらない。それには、潜在意識の書き換えという大変な作業が必要なのですが、そこに気づいたのも、手相が入り口だった方は多いですね。というのも、手相教室に来てくださる女性のお悩みで、最も多い質問は、“私、どうやったら幸せになれますか?”。ここまでくると、“自分対話講座”をしていただいて、自分について掘り下げてもらう作業も必要になります。自分について語ってみてください、と言われて、自分のプロフィールが肩書の羅列のみ……という方は要注意。

とはいえ、占い講座に来るという時点でなんとかしよう!と思ってらっしゃるんですよね。その証拠に、来てくださる人のほとんどは、人生の転換期が手相にくっきりと出ていますから(笑)。ご自分でも、なにか直感が働いて、占いに行ってみようという行動力につながっているわけです」と卯野さん。

ちなみに、手相以外に「人生の転換期」に起こりやすいことを教えてもらうと……

●シンクロが起こる
●寝ても寝ても眠気が収まらない
●電化製品が次々と壊れる
●ゾロ目をよく見る
●これでもか!というくらい、あらゆることがうまくいかなくなる
●家族や親友など身近な人との別れ

などがあるそう。思い当たる方は「人生の転換期」が訪れているのかもしれません。
 

大人が使えるコミュニケーションツールとしての可能性

卯野さんが定期的に行っている手相講座で目指しているのは、自分の手相読みはもちろん、家族や友人など大切な人の健康や人生の“サイン”を手相から読めるようになること。

「手相がわかると、手相から感じたこと、読み取ったことを相手に言語化しようと努力しますよね。だから、楽しんでやっているうちに、自然と表現能力、コミュニケーション能力がどんどんアップするんですよ。私自身、コミュニケーションツールとして手相レクチャーをしてほしいと、企業の研修や老人ホーム、小学校の授業に招かれることも増えました。いわゆる占い好きとは全然違う方々なのに、びっくりするほど楽しんでいて、手相の持つ可能性を確信した瞬間でもあります。私の手相マンガを読んでくださっている読者さんとは、また違う価値観の方にも、ものすごく需要があったという」
 

ミモレディレクター・大草直子の手相もみてもらいました!

大草ディレクターの手相(編集・バタやん撮影)を卯野さんが鋭いまなざしでチェック♡ 「男の手相ですね! スッキリ、はっきりした手相で、ほぼ悩まない人です! 野心的すぎず、とても生き方が上手な方です。自分に不要なものを“除ける、はぶく、はじく力”が非常に強い。35歳以降、自分の命より大事なものができて、生き方や考え方、エネルギーを注ぐ先がずいぶん変わったと思います。若い時は今以上に計り知れないバイタリティで、自分の命も顧みないほどの行動力と瞬発力を発揮していたと思います(笑)。モテる方ですから、もしかしたら今も昔のように恋愛したい!って思ってらっしゃるかもしれないですね。ふふ。どうぞよろしくお伝えください」

透明感あふれる笑顔が本当に素敵……!と思わずにはいられない卯野さん。その清らかな美貌と親しみやすい関西弁から発せられる、まさかの「ぐうの音も出ない」的確すぎる診断に、バタやんも戦慄……の取材タイムとなりました。

生年月日を尋ねたりする必要のない手相は、まさに飲み会の鉄板ネタであると同時に、口下手でなかなか話題をふれない人にとっても救世主的なコミュニケーションツールでもあるのだ。直感も磨かれ、コミュニケーション能力も上がるとあっては、これはもう、学ばないなんてもったいない!

撮影/川端里恵(編集部)
 取材・文/藤本容子(編集部)
(この記事は2019年3月7日に掲載されたものです)

 

<3月12日(火)20:00~ 卯野たまご先生のインスタライブ決定!>
なんと! 卯野たまご先生がミモレのインスタライブに初登場! 卯野師匠に弟子入りする編集・バタやんの寺子屋風景をしっぽりとお届けしますよ♡ みなさんも、手相初心者にして卯野先生のトリコになったバタやんと、一緒に手相を学んでみませんか? みなさんの第六感を鍛えると同時に、コミュニケーションのお役に立つこと間違いございません。
ミモレのInstagramアカウント@mimolletをフォローしてご覧ください。
どうぞお楽しみに。

<みなさんの手相を大募集!>
現在個人鑑定を受けていない卯野先生の“公開鑑定”希望者はあとをたちません。ミモレのインスタでも公開鑑定者を募集します!お悩みとともに手の写真(手のひらと小指側の側面)を送ってください。
どしどしご応募ください。

※すべての方を鑑定できないことをご了承ください。卯野たまごさんのインスタライブは今後も定期的に開催していく予定です。第三回でご紹介できなくともどうぞ落胆されないでくださいね。

※いただいた手相のお写真は、個人が特定されない形でインスタライブの他、卯野たまご先生の記事、書籍等で使用させていただくことがあります。あらかじめご了承ください。

応募締め切り:5月20日(月)〜11:59まで※ご応募は、1名様につき1回までとさせていただきます。