スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

「電柱の横を通る時は2秒待って」は息子の教育_img0

我が家には3人子供がいます。個性的で自由で、大胆で繊細。細やかなしつけは全く行き届いていませんが(笑)、元気で面白い子供たち。

 

1人1人、キャラクターが違うので、言いたいこと、伝えるべきことは違います。反抗期もあるし、反抗期に似ていて全く違うタイミング、自分の好きなことにオタク的に潜るときもあるので、本人をよく見ながら、人生で大切なことを伝えるようにしています。

息子は、今がそのとき。中1から1年間、本人の希望でアメリカに留学し、今は日本の学校に通っています。1年間、寮で団体生活をし、本人なりに感じること、学んだことがあったようで。ずいぶんと、落ち着いて話ができるようになりました。

もちろん思春期で、14歳の男子らしく、女の子のことも気になっているようで。最近は、女の子との付き合い方や、リスペクトすべき点を、話すように。

先日も、自宅から近所の焼肉屋に2人で歩いていたときのこと。歩道が狭く、電信柱の横を通り過ぎるとき、何度か私たちの肩がぶつかりました。身体もしっかりしていて、私は少し飛ばされるかっこうに。そのとき言ったのは「電柱の横をすり抜けるときは、一緒に歩く女性を先に通しなさい。その時間2秒くらい」続けます。「今、ママが少し飛ばされたのわかったよね」

なんだか面倒くさそうな顔をしていましたが、何度か練習したらできるように(笑)。良かった良かった。

実は「1度でも好きになった女のことを、絶対に悪く言うんじゃないよ」なんて、酒場のカウンターで語る、人生経験豊富なママのようなことも言いましたが、これはまたいつか。

本やカウンセラーから学んだことではなく、あくまで実体験で語るようにしています。

大草 直子

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夫が出張中に行った串揚げ屋さん。30代は子供たちが小さくて、もうバタバタ。ほとんど記憶がない! みんなで静かに語り合いながら串揚げを食べる日が来るなんて(笑)。

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